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今さらながら「なぜ君」を観た

金城ガンヂ


 昨年末から、本職で「宿直」なんてのをやらされ始めまして、

 日中の勤務が終わったアト、宿直室に入って戸締り消灯等の業務をしたら寝てヨシ。 翌朝5時台に起きなきゃですがコレで幾ばくかのを貰えるならやってかなきゃやってかなきゃ。

 ただ、畳に敷布団一枚で寝るってのが、つらい。 前職でそれなりのボーナスをつぎ込んで買った高級マットレスに慣れているので、翌朝カラダが痛くて痛くて・・・

 それでも私のような “場末の労働者” は、¥が貰えるなら何でもやってかなきゃ・・・


 まぁ愚痴はそのぐらいにして。 宿直室に家からPC持ち込んでおり、家よりも “誘惑” が少ない分、作業に集中出来るのですよ。

 そんなこんなで元旦も宿直だったのですが、その日は「新春映画祭り」と題し、

  

 「なぜ君は総理大臣になれないのか」を観ました。 まぁ、何を今さらという話なのですが、

 その続編となる「香川1区」が長野県でも上映されるので今月末に行こうかと思っており、それならばと第一弾の「なぜ君」を観ようと思ったのです。

 そもそも私は「小川淳也」という議員にはさほど興味は無く、この映画でブレイクしてから立憲代表戦までにおいて、政治姿勢は素晴らしいと思いつつ質問に対してピント外れの回答が出たりする場面を多々見てきたので、過度に期待したり持ち上げたりするつもりもなければバカにするつもりも有りません。 そんな評価なのでこの映画も小川議員を主人公として観るのではなく、小川議員というフィルターを通して何が見えてくるかを検証するという、一歩引いた目線で「なぜ君」を鑑賞してみました。


 小川議員を主役として観ないとして、私が最も注目したのがこのシーン。

論座 より引用

 何故か親交が有るという、田崎史郎氏(以下、スシロー)と会話を交わす場面。 スシローは皆さまご存知のように政権側のスポークスマン状態でワイドショーに出まくってリベラル層をイライラさせまくる人物ですが、確かに言ってるコトは滅茶苦茶だとしても、彼の言葉が即ち政権の言葉と捉えられるので、スシローの発言は政権が世論をどこに誘導したいのかが透けて見えるから、彼という存在はアリだと思っています。 ムカつきつつも利用してしまえばイイのです。

 話が逸れましたが、当然この場面でも二人の議論は平行線のままです。 ただ、主張の違う人間が感情むき出しにならず冷静に議論を重ねるということが如何に貴重で尊いかが分かるのです。 この「議論」論については後日改めて書こうと思っていますが、「論破」なんて言葉が軽々しく使われる昨今において、「答え」も「勝敗」も決まるワケないのを承知で主張を交わす。 この議論するという時間、そのものが大事だというコトを改めて気づかされました。  もしこれから観ようという方がまだいましたら、このシーンは注目していただきたいです。


毎日新聞より引用

 そして私が最も印象に残ったのが、この場面。


 小川議員は2014年の時点で政策集を出版するほどに確固たる政策信念を持ち、それを実現するために国会で奮闘しているのですが、そんな彼でも、選挙となったら身内を引っ張り出して “情” に訴えたり、

論座 より引用

 自転車に乗って選挙運動して “親近感” をアピールしている。 政策を訴えたいであろう小川議員でも、こうしないと勝てない。 そして、こうしても勝てないという現実・・・ 何故こうなっちゃうのかと考えると、ひとえに有権者の政治リテラシーの低さに尽きるのかなぁ、と。

 「政治家がダメダメだから有権者が育たないんだ」という方もいらっしゃるでしょうが、「選挙」は有権者が議員を選ぶ行為。 主導権は有権者に有るのだから責任は有権者側がより重いと私は思っています。

 もっと有権者が政治に興味を持って、候補者の政策を比較し、より自分にとって有益な政策を掲げる候補者に投票する、という当たり前が出来ない日本。 「政治」と「選挙」が乖離している現実・・・

 だとするならば私の「選挙レポートライター」という活動は、もしかすると日本の政治にコミット出来ていないのかもしれないなぁ、とまで映画を観ながら思ったりしました。 じゃあ、すべきことは何か? と考えても答えは出ないので、とりあえず今はこの活動を続けるコトが私が出来る最良であると信じて続けるしかありません。

 ただ間違いなく「選挙」という行為は政治への入口であるコトに変わりはないので、そこで有権者が政策を調べ比較するという行動を取ろうとするキッカケのひとつになれればイイなぁ・・・ と願って、今年も可能な限り選挙を追って行こうと誓った映画でした。 映画の感想とは少し離れた内容になってしまいましたが、私のようにまだ見ていない方も、小川議員に対する評価が(賛否いずれにせよ)ある程度固まっているのであれば尚更俯瞰的に見られると思うので、オススメです。 皆様も、もし宜しければ・・・




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