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プーチンのウクライナ侵攻を見て想うコト ⑦「国力=軍事力」という、誤解(3)

 「国力=軍事力」では無い、ではなにかと問うならば、というコトで私が指針としている、

①経済力 ②人口

 の2つを提示しましたが、一方で絶対に国力の定義としてはいけないものがひとつあり、それが、

国力≠国土

 だと私は考えます。 

 と、言ってはみたものの、間違いなく国土の大きさは国力に比例しますよね。 国土が大きければ資源農作物が採れる可能性と量が増すわけだし、

ほぼ日より引用

 例えばロシアだって経済規模はカナダブラジルスペイン韓国と同規模でアメリカのテキサス州より小規模なのですが、世界一の国土から採れる豊富な天然資源で他国に対する影響力を誇示しています(あと、国連の常任理事国であるコトと、バカみたいな軍事力を持っているコトも影響していますよね、認めたくないけど・・・)。
 そんなロシアが何故今回ウクライナ侵攻を仕掛けたか? 国境を接するウクライナがNATOに加盟するのを阻止するためなどと言われていましたが、戦争が続くにつれどうやらプーチンが「国土を取り戻すため」に、経済を始めとする数多くのリスクが生じるのを承知で起こした戦争だ、と言われてきました。

FNNプライムオンラインより引用

 プーチンが「特殊な軍事作戦」(=ウクライナ侵攻)を宣言した映像。 この顔、完全にイッちゃってるじゃないですか。 目も瞳孔開きまくりだし肌も紅潮してるしで完全にイカれた表情に見えます。 プーチンはかつてのソビエト連邦ロシア帝国時代にユーラシア大陸の大部分を統治していた、かつての「国土を取り戻す」ために戦争を仕掛けたのだろうと私には見えます。

 人間は思考能力に秀でた動物です。 過去の歴史を記録し、そこから学ぶコトが出来るハズです。 核兵器という危険極まりない武器を製造する一方でそれを使ったら地球が終わるコトも理解しているから互いにルール制約を決めて管理しています。 が、怖いのはこういった人間が築き上げてきた様々な理性を「まぁ、いっか」と軽く飛び越えてくるような時の権力者が現れてしまうコトです。 そう、今回のプーチンのように。

 こういった権力を濫用して暴走する為政者が現れないようにするためのものが「民主主義」であり、決して「権威主義」が蔓延る時代になってはいけないのです。


 次回から、いよいよ最も強く想ったコトを書いていきます。

 「民主主義 vs 権威主義」についてです。




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