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今週の選挙(2023 10.3/10.8投票)
今週と来週は選挙少なめ。 まとめるのが楽な二週間になりそうですが、それでも調べてみたら重要な選挙だったりするので気を抜かずチェックしていきましょう。
まずは「紹介」というより、昨日投票が行われた選挙結果を見ていきます。
※10.3投票
◎北海道・寿都町議会議員選挙(定数9/12人)
現職7人、元職1人、新人4人が立候補し、共産が1人立て、女性候補が2人出ている選挙です。
この選挙、実はかなり重要な選挙で有りまして、
現在寿都町は、原発から出る高レベル放射性廃棄物(いわゆる「核のゴミ」)の最終処分場選定のために、現在第一段階の「文献調査」が行われており、町議選の結果が第二段階の「概要調査」を行なうための住民投票を実施するか、ここで一度立ち止まるかの判断を決めるための大きな要素になると見られています。
候補者の賛否は、賛成派が5人、反対派が7人となっていますが、昨日投票が行われ、
【反対】越前谷 由樹 (71) 無所属 元 239票
『賛成』木村 真男 (66) 無所属 現 210票
『賛成』石沢 洋二 (67) 無所属 現 205票
『賛成』早瀬 良樹 (72) 無所属 新 192票
『賛成』友山 大信 (75) 無所属 現 186票
【反対】吉野 卓寿 (33) 無所属 新 184票
【反対】大串 伸吾 (39) 無所属 新 170票
『賛成』小西 正尚 (68) 無所属 現 170票
【反対】川地 正人 (59) 無所属 現 137票
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【反対】幸坂 順子 (74) 共産 現 131票
【反対】田原 誠 (74) 無所属 新 45票
【反対】奥野 利子 (67) 無所属 新 11票
賛成派5人が全員当選で反対派から3人落選。 しかも共産現職が落選し女性候補も全員落選となりました。 票数を足して比べても賛成派が963票、反対派が917票となっており「推進」の民意が示された形になります。
この結果を受けて町長(もちろん推進派)は、
「経済対策や社会保障など、生活に根ざした争点を重要視したのではないか」と、この結果だけで推進するワケには行かないと一応の慎重な姿勢を示しましたが、概要調査のための住民投票に向けて追い風になるのは間違いなさそうです。
民意は当然尊重されるべきですが、私個人は原発反対なので何とも複雑で、、、 ただ言えるのは、結局いつもいつも国家レベルのプロジェクトは地方の小さな自治体に押しつけ、責任をそこの住民に丸投げするという政府の姿勢がムカつく! 札束で顔叩いて、小さな町の住民を修復不可能レベルまで真っ二つにして楽しいか!? いいかげんにしろよな・・・
※10.8投票
◎北海道・浜中町長選挙
3期務めた現職が退任し、次の座を元副町長と元健康福祉課長の新人二名で争う一騎打ちです。
なんと、浜中町長選は10回連続無投票で、選挙が行われるのは39年ぶりとなります。 なんと不健全な・・・
私が取材した中では富山県・舟橋村長選が42年ぶりの村長選でしたが、NHKニュースによると道内では、
・新篠津村が11回連続無投票で46年間村長選なし
・鶴居村が11回連続無投票で47年間村長選なし
・初山別村が13回連続無投票で52年間村長選なし
と、上には上… いや、下には下がいるようです。 恐ろしや・・・
◎愛知県・蒲郡市長選挙
2期目を目指す、自公立国推薦の現職と前回に続いて市長選に挑む新人の一騎打ちです。
結果は大体見えているような選挙ですが、選挙公報を見る限り新人候補もちゃんとした方のようなので、現職の信認度を可視化できる選挙として機能しそうです。 ちなみに前回は現職の得票率が約87%でした。 コレが今回どう変化するでしょうか。
以上となります。
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。
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