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なぜ買うの? 心理マーケティング100の法則

心理マーケティング100の法則
お客様に無意識に語り掛ける心のコミュニケーション
2018.3 酒井とし夫

この本を読んでの関心度を★で表現しました
★主が関心した内容
★★主が超関心した内容
★★★主が超超関心した内容

はじめに 

■人の心理がわかれば、ビジネスの仕方もわかる
 *どんな商品やサービスを扱っていたとしても、たった一つの共通点があります。
それは…お客様は「人」であるということ!
*人の心を理解したうえでセールスや広告、販売活動を行うと
・どんな業界、業種問わずほとんどコストをかけずに集客できる


第1章 すぐに効果が出る販促マーケティング術


★リスクをあおる販売法、勧誘法
 *「これだけ得しますよ」より「これだけ損しますよ」に弱い

■おまけを付けると、本体が魅力的に見える
 *「連合の原理」逆におまけがしょうもなかったりすると、商品の価値下げる可能性
 ★差別化しにくい商品に対して、行うと商品に良い価値がつけられる

■無料は人を集める
 *無料と言うことは、「考えて行動する」という段階が不要であるためとりあえず試す

■小さな依頼を承諾すると、次の依頼も承諾される
 *「フット・イン・ザ・ドア」、「一貫性の法則」

■簡単な客単価アップ法
 *選択肢を3つにすると、真ん中を選ぶ

■試用、試着、試乗により販売する方法
 *一度所有すると、愛着が沸く
 ★「保有効果」

■値段を安く感じさせる方法
 *総額では高く感じても、単価で示すと安く感じる
 
■高級商品を売る方法
 *高い物は良い物だと、判断する人は必ず一定数いる
 *こういった考え(ヒューリスティックス)の人は他の顧客単価も上げる

■客単価を上げる方法
 *買うと決めた瞬間が最も財布のひもが緩む
  ・購入タイミングで、上位の商品をセールストークをつけて販売する「アップセル」
  ・購入のタイミングで、他の商品もセールストークをつけて販売する「クロスセル」

★相対的比較法
 *対案を用意すると、意図する結果に導きやすい
  ・売上が月100円増える営業術の本(3,500円)
  ・売上が月100円増える営業術のDVD(19,800円)
  ・売上が月100円増える営業術の本とDVD(19,800円)
 ★「おとり効果」

■販促効果を高める方法
 *前提を提示すると、その前提を基準に考える「アンカリング」

★相手に気持ちよく動いていただく方法
 *相手に望むことを告げると、そのことを相手は意識する「ラベリング」

★動かないで相手を動かす方法
 *自分で決めたと思えば、自らの意志で動くようになる
  ・「本当に痩せたいと心から強く思っている方は下記のURL次のページへ」
  ・セミナーの開始直後に目標を書いてその下に署名してください

★★「自由」に相手に選ばせる
 *「あなたの自由です」を付け加えると、その対象に関与したくなる

■興味関心を引き付ける方法
 *未完了にしておくと、記憶に残りやすい→逆に完了すると記憶から消えやすい
  →ツァイガルニク効果

★★商品やサービスに信用力を付ける方法
 *誰もが信用する人の推薦は信じやすい
  ・社会的証明、権威効果、オーバーハード効果が働く

■テレビの影響力はいまだ健在
 *テレビで紹介されていたことは信じやすい

■商品やサービスを№1にする方法
 *「限定条件下の事実」と言う考え方、カテゴリを小分類化していけば一位は探せる
 *人間は№1に影響を受けやすい

■他人の評価を活用する方法
 *社会的証明を活用して、評価を上げる

★売れていることの演出
 *棚の商品が少ないと、売れていると思われやすい
 *希少性、社会的証明、同調効果

■音による購買行動促進法
 *BGMのテンポが早いと、食事も早くなる(回転率アップ)
  ・逆に遅くして、単価アップを狙うのか

■繁盛を演出する
 *電話が一斉に鳴ると、繁盛しているように見える


第2章 お客様の心に刺さる、広告&コピー


■ターゲットを絞り込むコピー術
 *自分の関心ごとには人は振り向く
  ・よりニッチな、問いかけであればあるほど

★★値段を上げるコピー術
 *お客様が買っているのは商品ではなく、付加価値
  ・2つの価値→「商品価値」「評価価値」
 ★評価価値を上げる最も簡単な方法は、ネーミングやキャッチコピーを考えること
  そのコツは、興味関心を刺激することは何かについて考えること

★KSKK文章作成法
 *淡白な文章に感情を入れると、臨場感や現実味が出る
 K=感情 S=思考 K=行動 K=会話

■積極的に売り込まず売る方法
 *絶対に見るなと言われると無性に見たくなる(カリギュラ効果)
 ★「まだ買わないでください」「あなたに本当にあっていますか」

★★手軽さを誇張すると、逆にネガティブに感じる
 *人の心の中では、常に「快」と「罪」が常に葛藤している
 *両方フォローできる、コピーを考えよう
  「少し空いた時間に、こっそり勉強してみませんか?」
  ※勉強していることを周りに知られたくない!!

■お客様の行動喚起を促す方法
 *「傍観者効果」から抜け出させる
 ★名指しされると行動をとり始める

■信頼されるキャチコピー
 *発信者が誰かわかると、信頼性が生まれる。
 ★顔写真やイラストを付けよう。

■赤ちゃんを広告に活かす方法
 *「赤ちゃんの笑顔の写真」をみると気分が良くなる
  ・和ませたいときなどに活用しよう



第3章 高感度・心象度が上がる営業コミュニケーション術


■公式を使った人と仲良くなる方法
 *会う回数を増やすと、好感度が上がる(単純接触効果)
 ・人の好感度=頻度+近接+持続時間+強度
 
■人間心理を活用したコミュニケーション法
 *熟知性の原原則(人は目にする、触れる、会う回数が多いほど好感をもつ)I
 *ザイアンス効果(人は知らない者には冷たく、知っているものには温かい)
 ★会議やプレゼンの前に積極的に行うことで、良い印象を持ってもらえる

★契約率を上げる営業法
 *2:8/5:8(ニッパチ/ゴッパチ)
 ★2回訪問して見込みなしと諦める営業マンが8割
5回以上訪問した営業マンが8割の契約を取れる。

■説得力を高める方法
 *ミラーリング
  ・見た目や姿勢、身体の動き等を合わせる
 *ペーシング
  ・相手の声の大きさ、話すペース、トーン、テンポを合わせる
 *バックトラッキング
  ・語尾を繰り返す、相手が話したことを要約して確認する、キーワードを繰り返す。

★お客様にすぐに好かれる簡単な方法
*相手との共通項目を示すと、好意を持たれやすくなる

「き」気候、天気
「ど」道楽、趣味
「に」ニュース、経済、スポーツ
「た」旅、旅行
「ち」知人、友人
「か」家庭
「け」健康、身体、病気
「し」仕事

■初対面で良い印象を与える方法
 *良い面から自己紹介をしよう
  ・初頭効果
  ・確証バイアス(自分が予想した方向に、考えてしまう)

■握手をすると、相手から承認されやすい
 *相手に触れると好意と信頼性が高まり、さらに外見が良く見え印象が良くなる
  ・お釣りを渡すときも両手を添えよう。

■常に発しているコトバやSNSの文章がその人の印象になる(連合の原理)
 *常に明るく、ポジティブな言葉使いを意識しよう

■外見を磨く簡単な習慣
 *鏡をよく見ると、どんどん魅力的になる
 *心理学では、「鏡を見ないと無気力・無関心な人間になってしまう」と言われている
  ・「公的自己意識」が低い

■お客様の本音を見抜く方法
 *話に興味をもつと、視線は縦に動く
  ・目線は縦
  ・口は開く
  ・鼻は嘘をつくと触りたくなる
  ・足は興味がある方向に向く
 ★人の本音は言葉以外の動作に現れる

★★自分で選択したと思うと、より高い価値を感じる
 *心理学用語で「コントロールの錯誤」

■命令形を質問系にして受け入れてもらう
 *命令形を質問系にすることを「挿入命令」と言う

★★前提を使って相手を動かすテクニック
 *「前提」を使ったテクニックは相手に抵抗感を抱かせることなく
  こちらが伝えたいメッセージを届けられる。
 *この勉強の参加の連絡はDMまで、お願いいたします。(参加が前提)

■理由を付けるだけで承諾率60%⇒90%へ
 *人間は理由があると承諾しやすくなる
  ・理由の内容によらないのが、面白い
  ★理由の有無が重要である

★★2つ同時に要求すると断りにくくなる
 *人間の心理的に2つ同時に要求されると断るのが気が引ける
  ・「購入検討お願いします。」より
   「仕様書を読んで、導入検討お願いします。」の方が購入率が高まる
 *選択肢が複雑になり検討するのが難しくなるからと言われている

■噂話はその話の印象がそのままその人に付く
 *「自発的特徴変換」
 *噂話をするときは、必ずポジティブな話をしよう

■恩を売って買ってもらう
 *試食をすると「せめて話だけでも聞いていかなきゃ」という心理がはたらく
  ・返報性の法則

■繁盛店であるほど、終始一貫してよい
 *「お見送り7歩」と言う言葉があるように
  最後にお客様に7歩ついてお見送りしましょう。
 *心理学では「親近効果」人は最後の印象が強く残ったりする事
  よって「初頭効果」と併せて、最初と最後はしっかりと

★★★いかがですか?と聞くと、お客様は検討しだす
 *「もう1ついかがですか」ではなく、「1つでよろしいでしょうか?」
 ★「アンダー・ザ・レーダー」敵のレーダーに見つかることなく敵地に侵入する


第4章 自分に自信がもてるプレゼン・交渉術


■理想の人になりきると、自信が持てるようになる
 *「モデリング」目標となる人をマネすること
  ・頭に思い浮かべ、話し方、身ぶり、手振り、しぐさ、表情を真似る
  ・モデリングをした人でテストの正答率が変化する

■緊張する時は、視線をズラす
 *「こちらをご覧ください」と言う
  ・スクリーンや手元の資料等に視線をずらすことで緊張緩和

★★話す内容よりも、話し方が印象に残る
 *「メラビアンの法則」コミュニケーションの影響力
  ・見た目:55%
  ・話し方、言い方:38%
  ・言葉:7%

■3~4人が同調すると嘘も本当に変わる
 *差生する人が3~4人の場合、同調効果が最大になる


第5章 気持ちが明るくなる心理コミュニケーション術


■直接ほめるよりも、間接的にほめたほうが受け入れやすい
 *直接ほめる「レギュラーコミュニケーション」
 *また聞き「オーバーハードコミュニケーション」

★人の成功を見ると、周囲は運のせいにする
 *能力、努力、難易度、運
 *成功の場合
  ・本人は、原因を能力や努力を求める
  ・周囲の人は、原因を難易度や運に求めがち
 *失敗の場合
  ・逆になる

■人は集団になればなるほど、手抜きをしたくなる
 *心理学用語で「社会的手抜き」
  ・綱を2人で引くとき筋力の93%を発揮する
  ・綱を3人で引くとき筋力の85%を発揮する
  ・綱を8人で引くとき筋力の49%を発揮する

■自社評価を知る方法
 *自分は自分のことを意外に知らない
 ★自社、自己評価は他人にしてもらうべし



おわりに


★★★人間の人生にとって影響を与える5階層
自己認識←信念・価値観←能力←行動←環境
よって自己認識が一番大きく、「私にそれはできない」と思っていればできません
だから、根拠の無い自信が最強
「あなたは運が強い」「あなたは優秀」「あなたは将来幸せになる」「あなたならできる」

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本を読むのが苦手なあなたには、
Amazon最強のサービスAudible(オーディブル)です。
僕も、始めは本が全く読めなかったので、音楽を聴くよな感覚で聞くようにしていました。耳から聞く方が、本を読むより習得率がいいんですね。



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