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【週間】(06/24 ~ 06/28)週の日本株市場/次週の注目


【軽いまとめ】今週の相場の要点


"最近の相場で感じること"

先週分はこちら。


--- 06/24 (月)
朝note/夕方note ---
前週金曜日の欧米市場では、まず欧州の6月PMI速報値が発表される。その内容の弱さに反応してか、欧州株は軟調推移。
一方で米国の6月PMI速報値はむしろ強い内容となった。米国株は前日に続き半導体株がやや弱く、それでもで市場全体に軟調さが広がらなかったのも前日同様。

前日の米PMI速報値に反応して、金曜日はドル円の終値が159円後半に。
朝には6月日銀会合の主な意見が公表され、内容はややタカ派な意見が目立つ中でドル円は無理やり160円を試すように動いたが、突破せず。📌
ただ円高方向への動きも小さく、この日の日本株は円安メリットの代表格である輸送用機器セクターが特に堅調📌となった。

---  06/25 (火) 朝note/夕方note --- 
週明けの米国株は引き続き米半導体株が軟調でありながら、全体は堅調という相場になった。
NYダウは5日続伸、NASDAQ総合株価指数は3日続落と強弱差はそのまま。

日本株はその流れを受けてTOPIX優勢でスタート。日経平均株価は一時マイナス圏に足を踏み入れるもすぐに切り返し、TOPIXとともに上げ幅を広げていく動きを後場に入っても続けていく堅調な相場となった。
バリュー株の上昇が大きく、保険業のほか前日に続いて輸送用機器は堅調
株主総会ラッシュとなっているため、配当再投資の影響?

--- 06/26 (水) 朝note/夕方note --- 
火曜日の米国市場では米半導体株が反発。NVIDIAが6%以上上昇する中、反対に景気敏感株は下落したため、NYダウが6営業日ぶり反落、NASDAQ総合が4営業日ぶり反発と、ここ数日とは逆の動き。

日本株はその動きを踏まえ、前日とは逆にTOPIXが一時マイナス圏に足を踏み入れるもすぐに切り返し、日経平均株価とともに上げ幅を広げていく動き。📌
グロース株が日経平均株価を押し上げる形となり、一方でプライム市場全体では値上がり数6割弱となり、全面高状態だった昨日よりは売りも広がった。
国内長期金利(10年物国債利回り)が1%を再び越し、バリュー株の中では銀行業、保険業が堅調だった。

---06/27 (木) 朝note/夕方note --- 
水曜日の米国市場では米長期金利が上昇。全体的には下げ銘柄の方が多かった一方で、ハイテク株が支えとなるという前日同様の動きにより、NYダウ続落、NASDAQ総合は続伸となった。
一方、取引時間終了後のMicron Technologyは決算を受けて時間外取引で大きく下落。

日本市場はMicronの決算を受けた下落を警戒してか半導体株に下げるものが目立ち、日経平均株価はやや大きめの反落。
ドル円の円安が目立つ中でもこの日は材料にはならず、前日までの反動もあってかTOPIXも下落となった。
一方で新興株は堅調。グロース250指数は続伸。

--- 06/28 (金) 朝note/夕方note --- 
木曜日の米国市場ではMicron Technologyが時間外取引通り、実際の取引時間でも下落した。
しかし半導体株全体に対してはNVIDIAは下げたものの、全体に大きなショックはもたらさなかった。📌
米長期金利の反落を支えにしてか、米株全体としても上昇している銘柄数も多く、主要株価三指数は揃って上昇。

日本では朝に発表された経済統計がやや強めの内容となったことを動きのきっかけとしているのか、ドル円は161円を突破。
経済統計やドル円の動きから日銀の政策正常化の思惑が強まったのか、保険業や銀行業は引き続き堅調。
前日にMicronの動きを警戒し過ぎた売りの反動で半導体株も堅調となり、大型グロース・バリュー株がそれぞれ指数を押し上げた。📌
ただしプライム市場では下げた銘柄数のほうが多め。
小型株は冴えず、グロース250指数は反落となった。


週ごとにみる7月相場の注目点


-- 7月第1週 (7/1 ~ 7/5) --

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