もとき理川【日常編】

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もとき理川【日常編】

フリーのイラストレーター。どうでもいいような日々の些事雑事をイラストエッセイ風に綴っております。大好きなフランスのことを綴った別アカもぜひ!https://note.com/rica_motoqui/ ★公式HPはこちら→ https://www.motoqui.com/

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  • おしゃれ独本 (昭和~平成、個人的ファッション史)

    2024年に開催した個展「おしゃれ独本 (昭和~平成、個人的ファッション史)」でイラストに添えたコメントのロングバージョンを綴ってみました。不定期にゆるゆるとアップして参ります。昭和のファッションやカルチャーにご興味ある皆さま、是非ご一読ください!

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2022/11/30 noteで日記を始める

フリーのイラストレーターをやっています。 絵を描くのが好きなのは言うまでもないことですが、某感染症で余儀なくされた巣ごもりをきっかけに駄文を書くことも好きになりました。 今では、仕事の合間にfacebookなんかに長々とくだらない文章を書くのがストレス解消になっています。 さて、若い頃から日記をつけてみたいと思っていました。 けれど、紙の日記帳なんかを買っても、1週間も続かない。 でも、最近、気づいたのです。 SNSだったら、書けるんじゃないかと。 面白かったこと。驚いた

    • #02【ミニスカート】_おしゃれ独本 (昭和~平成、個人的ファッション史)

      1959年にマリー・クワントが若者向けに売り出し大ヒット。 65年にアンドレ・クレージュも発表。これがきっかけで世界的なブームとなったミニスカート。 67年には、ミニスカートの女王・ツイッギーが来日。 小枝(Twiggy)という呼称に偽りなしの、細くて長くてまっすぐな脚。 日本ではお菓子や自動車やアパレル等のTVコマーシャルに引っ張りだこ。 この露出がきっかけで、日本にもミニスカートブームが巻き起こる。 今の時代というのは、何かが流行ったとしても、猫も杓子もそれ一辺倒とい

      • #01【キミの名は?】_おしゃれ独本 (昭和~平成、個人的ファッション史)

        1950〜60年代の映画や雑誌なんかでやたらと見かけるアレ。 ほら、スカーフやストールなんかを頭に巻くアレ。 アレ、何ていう呼び名なの? 上の絵の右っ側の方には「真知子巻き」という名前がついている。 (ある一定の年齢以上の人はこれ見ると必ず声に出してその名を言わないと気が済まないようだ。なんでなんだろう?w) さておき。ご存知ない方のためにざっくり説明しておく。「真知子巻き」というのは、1953年公開の映画『君の名は』で主人公・氏家真知子がショールを頭から首にかけてフワ

        • 序文:おしゃれ独本 (昭和~平成、個人的ファッション史)

          2024年6月28日~7月3日、東京は表参道のHBギャラリーで個展をおこなった。テーマは「ファッション」。 と言うと、何やらモードなかっこいい展示を想像しそうだが、あくまで自分の記憶の中で繰り広げられる個人的ファッション史。その目線は「おしゃれ」とは少し違うところを見ている。 それでも、ご来場の皆さま、とりわけ世代の近い方々には好評を頂いた。やはり誰しも懐かしいものが好きなのだろう。 展示した絵にはすべて、コメントをつけた。あまり長いとああいう場所では読んでもらえないか

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        2022/11/30 noteで日記を始める

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        • おしゃれ独本 (昭和~平成、個人的ファッション史)
          3本

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          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#6_真打ち登場!_岸惠子】2020年03月

          コロナの最初の年2020年、緊急事態宣言下。 暇つぶしに見た昭和ドラマ「赤い疑惑」の衣装提供が世界的に有名なフランスのピエール・カルダンだったことに興味をそそられ綴ったテキトーな鑑賞日記。 6回目(ラスト)の今日は、いよいよ真打ち登場。 そう。「パリのおばさま」こと、大島理恵役の岸惠子である。 岸惠子をご存知ない方は少ないだろうが、簡単に略歴を。 1932年横浜生まれ。 51年映画デビュー、54年『君の名は』のヒットで松竹の看板女優となる。 56年の日仏合作映画出演をき

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#6_真打ち登場!_岸惠子】2020年03月

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#5_ヒール役_長門裕之と原知佐子】2020年03月

          コロナの最初の年2020年、緊急事態宣言下。 暇つぶしに見た昭和ドラマ「赤い疑惑」の衣装提供が世界的に有名なフランスのピエール・カルダンだったことに興味をそそられ綴ったテキトーな鑑賞日記。 5回目の今日は、大映ドラマにはお約束の、過剰にキャラ濃いヒール役、相良英治役の長門裕之と、その妻・多加子役の原知佐子について。 物語の重要な舞台のひとつ、東都大学医学部。 長門裕之演ずる相良英治は教授である。 若い頃、岸惠子演ずる大島理恵と愛し合っていたが、出世のために理恵を捨てて多加

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#5_ヒール役_長門裕之と原知佐子】2020年03月

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#4_二人の母_八千草薫と渡辺美佐子】2020年03月

          コロナの最初の年2020年、緊急事態宣言下。 暇つぶしに見た昭和ドラマ「赤い疑惑」の衣装提供が世界的に有名なフランスのピエール・カルダンだったことに興味をそそられ綴ったテキトーな鑑賞日記。 4回目の今日は、ヒロインの母親・大島敏恵役の八千草薫と渡辺美佐子について。 2人の母。ストーリー設定上2人いるわけではない。同じ役柄を2人の女優が演じているのだ。 舞台などではダブルキャストは普通のことだが、TVドラマでは滅多にない。理由は、最初の母親役・八千草薫の途中降板だという。

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#4_二人の母_八千草薫と渡辺美佐子】2020年03月

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#3_宇津井健】2020年03月

          コロナの最初の年2020年、緊急事態宣言下。 暇つぶしに見た昭和ドラマ「赤い疑惑」の衣装提供が世界的に有名なフランスのピエール・カルダンだったことに興味をそそられ綴ったテキトーな鑑賞日記。 3回目の今日は、ヒロインの父親・大島茂役の宇津井健について。 大学医学部助教授という役柄もあって、大体いつも、紺色のスーツに白いワイシャツにストライプのネクタイというコーディネート。 襟大きめ、ネクタイ幅広というのが、ザ・70年代って感じだ。 仕事中はドクターコート(白衣)を羽織っ

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#3_宇津井健】2020年03月

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#2_三浦友和】2020年03月

          コロナの最初の年2020年、緊急事態宣言下。 暇つぶしに見た昭和ドラマ「赤い疑惑」の衣装提供が世界的に有名なフランスのピエール・カルダンだったことに興味をそそられ綴ったテキトーな鑑賞日記。 2回目の今日は、ヒロインの相手役・三浦友和について。 お若い方には特にそう見えるかと思うけど、三浦友和って柔らかい雰囲気の素敵なおじさま。 私の記憶に残るお若い頃の印象も、育ちのいい爽やか好青年って感じだった。 でもこのドラマでは、記憶の中のそれと少し異なる。 育ちのよい爽やか好青年

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#2_三浦友和】2020年03月

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#1_山口百恵】2020年03月

          コロナの最初の年2020年、緊急事態宣言下。 暇つぶしに見た昭和ドラマ「赤い疑惑」の衣装提供が世界的に有名なフランスのピエール・カルダンだったことに興味をそそられ綴ったテキトーな鑑賞日記。 今日は、主演の山口百恵について。 お若い皆さんは、まったくご存知ないだろう。あるいは名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれない。 1973年に歌手デビューし、瞬く間にスーパーアイドルとなり、TVの歌番組(昭和にはこの手の番組が多かった)、ドラマ、映画などにひっぱりだこだったが、人気絶頂

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#1_山口百恵】2020年03月

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン[プロローグ]2020年03月

          例の感染症が流行り始めた2020年。 仕事の流れが止まった。怖くて外にも出られない。 情報も錯綜していて、何が何だか分からぬまま、ただただ自粛するだけの窮屈な日々。 そんなある日、やる事なしにだらだらとネットを見ていたら、昭和のTVドラマ『赤い疑惑』の情報に流れ着く。 『赤い疑惑』とは、1975~76年にかけてTBS系列で放送されたドラマ。 山口百恵演ずる幸子が不治の病や悲しい恋に翻弄される物語。 当時、私は小5くらいだったが、まったく関心がなく、母と姉が夢中で見ていたので

          「赤い疑惑」とピエール・カルダン[プロローグ]2020年03月

          2020/01/07 オーバカナル福岡

          AUX BACCHANALES (オーバカナル) というカフェをご存知の方は多いと思う。 東京に4店舗、京都・大阪・福岡に各1店舗。 ざっくり言うと、「まんまパリ雰囲気のカフェ」なのだが、その「まんま具合」が半端ない。 第1号店は原宿、90年代初頭だったか、パリ好きの先輩格みたいな友人に初めて連れて行ってもらった時は、その「異国感」にガツンと衝撃を受けた。 その頃はまだ未踏の地だったフランスを旅するようになると、オーバカナルがいかに「本場っぽい」かをしみじみ感じた。 少

          2020/01/07 オーバカナル福岡