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「赤い疑惑」とピエール・カルダン【#2_三浦友和】2020年03月

コロナの最初の年2020年、緊急事態宣言下。

暇つぶしに見た昭和ドラマ「赤い疑惑」の衣装提供が世界的に有名なフランスのピエール・カルダンだったことに興味をそそられ綴ったテキトーな鑑賞日記。

2回目の今日は、ヒロインの相手役・三浦友和について。

お若い方には特にそう見えるかと思うけど、三浦友和って柔らかい雰囲気の素敵なおじさま。
私の記憶に残るお若い頃の印象も、育ちのいい爽やか好青年って感じだった。
でもこのドラマでは、記憶の中のそれと少し異なる。
育ちのよい爽やか好青年はそのままに、シャープで野性的なムードが加味された感じ。
そして、これまであまり似てないなぁと思っていた2人の息子にとても似ていることにも気づく。特に次男坊・三浦貴大の方に。

さておき。

このドラマでは相良光夫という医大生の役。
医大教授の父は昔の女が忘れられぬヘタレ(しかも訳ありムード)で、そんな夫への不満を息子を溺愛することで解消しようとする歪んだ母親のもとで育つ。

恋した女性はこともあろうに血の繋がった妹で、その妹と雪山で遭難しそうになるわ、入水自殺(未遂)しそうになるわ、なかなかの「巻き込まれキャラ」設定だ。

爆笑してしまうような無茶な展開や大袈裟な演出にもかかわらず、キリリとした正義感の顔立ちと爽やかな雰囲気で、ひたすら頼もしい好青年っぷりで魅了してくれる。

さて、肝心のカルダンのファッションだが、薄着の季節はシャツ(なぜかいつも胸がはだけている)、寒くなるとそこに柄モノのカーディガンやセーターを重ねる。
無地でなく、柄多しというのがなにやら昭和っぽい。
真冬にはタートル(当時はトックリと呼んでいた)セーター。
ジーンズは裾が広め。
髪型はラフな七三分け。
これらも実に昭和っぽい。

三浦友和という人は、高校時代にRCサクセションのメンバーと友達だったらしく、特に忌野清志郎には多大なる影響を受け、大学進学を放棄してミュージシャンを目指したらしい。
が、それほどの才能はなかったようでミュージシャンとしては開花しなかったが、俳優として芸能界で生きることとなり今に至るそう。

これらは、私が中学だか高校の時に、RCサクセションファンの学友、三浦友和ファンの学友の双方から聞いた話。
どっちにも興味がなかった私はすぐに忘れてしまったが、さっきウィキペディアを読んだら同じようなことが書いてあった。
だからかどうかは知らないが、ドラマの中でもギターを引きながら歌うシーンがたびたび出てくる。
(まぁ、この絵は、顔が完全に桑田佳祐だけれども。笑)

次は父親役の宇津井健について語る。ではまた〜。

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