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『心に嘘をつく』VS『心に正直に』

【MOTONARI‘s note No.31】

どうも、MOTONARIです。

本日も、「心のテーマ」で記事を書きます。僕にはこれしかないなって感じです!脳内メーカーは「心」ばっかりでしょうね(笑)

本日のテーマは、

「心の嘘」との向き合い方についてです。

1.心の想い=脳の想いは最強

心は正直です。何かしらの心のSOS、心の喜びを発しているものです。ただ、言語化してくれるわけではないのが心です。心の想いは口から発せられる、脳と神経を通じて腕と手を経由して文字として発せられる、時には仕草とか身振りとか目線とか表情とか動きとか様々なところからメッセージが出てきます。

ところが心の感情や想いは心の奥深くに眠っているものであり、なかなか本人でも上手く言語化出来なかったり、時には口から出るときには心の想いとは真逆のニュアンスの言語が出てくることもあるでしょう。

心の想いと脳の想いが「=」になっている状態は最強だな、と最近感じます。特に心の想いが素直な表現で言語化出来ていて、脳がそれを疑っていない状態。こんな幸せな状態はなかなか築けないでしょう。

心から脳に情報がパスされた際に、脳で情報が操作されて言葉になることが、心のストレスになると感じています。

事例を上げてみましょう。

2.「サラリーマン」の心⇒脳の変換の例

これは、サラリーマンの方が全て当てはまるわけではないという前提で見ていただければと思いますが、「組織の歯車だ」と自分自身のことを感じてしまう方の例となります。

「組織の歯車」と表現している時点で、意志が自分自身の中ではなく、組織に存在してしまっています。相手の価値観の中で生きてしまっているとも言えます。自分の価値観や軸や意志は二の次のようなイメージ。

「月間目標まで届いていない。死ぬ気でやれ!」

「はい!!」

というような会話は業績コミットのマインドの強い会社は多いのかもしれません。給与もらっている代わりにコミットするのが当然、という教えや文化や雰囲気が浸透している会社は少なくないと感じています。

でも、これは自分の心の想いはどこへいっているのでしょうか。

脳が心に嘘の伝令を飛ばしてしまっています。

「・・・俺は、30日までに売上達成できないと、、、家族を守れない!家族を守るためにも、頑張らなきゃ!」

既に「義務感」のようなものが生じてしまっています。

きっと、フラットな空間でのコーチングやキャリアカウンセリングであれば、

「実は・・・本当は心からやりたいと思って仕事に取り組みたいわけではないんです・・・。でも年齢も年齢ですし、家族も背負っているので、ここで我慢するしかないんですよ。」

というような言葉が次々と出てくるのではないでしょうか。

そういった生き方も1つです。これが悪いってわけではありません。割り切ったほうが実は心が楽、という方もいると思います。組織の歯車でなくなったら自分で新たな道を切り開く必要が出てくるので、それならば我慢のほうがマシ、というような考え方も1つです。

ただ、心に嘘をついて生きる生き方が本当は嫌なのに、現状どうしたらいいのかもわからない、その状態を変えてしまうことがリスクに感じるなどの理由で嘘をつき続けるしかない、という状態の方は、

「心に嘘をついている」ということ、どんな嘘であるのかを認識することが大切かと思います。

3.「心の嘘」を認識する

認識出来ている状態と認識できずにモヤッとしている状態では、心のコンディションはガラッと変わります。

上記のようなサラリーマンの例で、心の嘘を持ちながらイライラして業務を終えて会社の同僚と飲み屋で永遠と悪口を言って終了。なんてこともあるかもしれません。心の嘘のストレスを飲み会で解消、ということも一つのストレス発散方法かもしれませんが、決してアルコール除菌されるわけではないのです。モヤモヤはいつまでも霧のようにもくもくとしています。

だからこそ、「今、〇〇のことで心がもやもやしているんだな」とまずは認識することが大事です。

そこから、「だったら本当はどうしたいんだろう?」と自問自答していきます。

「本当は、業績ばかりではなくて、顧客への価値貢献をもっと会社に共有して、顧客ファーストで仕事したいんだよな。」

などの心の声をキャッチできるかもしれません。

その自問自答だけで、

「本当は価値貢献したい自分」に対して、「価値貢献を無視して会社都合の仕事をしている自分」が嘘をついてしまっている状態がわかります。

「価値貢献がしたいのに出来ていないからモヤモヤしている」

この心の事実を認識している状態をもっておくことは重要です。

そのままにすると、心のモヤモヤはそのままの状態が続きます。その心の事実を認識した上で我慢する、という選択も1つかもしれません。正体不明の心のモヤモヤを持ったまま悶々と生活するよりはだいぶ心の負担が減ります。

もしもここから一歩打開していきたい、と心が訴えるのであれば、一歩踏み込んでいく必要があります。

「価値貢献が出来たら売上上がるんだな?」

「売上は価値貢献を数値化したものだから、結局売上上がっているやつが価値貢献をできてるんだよ」

なんて上長の言葉が飛んでくるかもしれません。そんな予想がついてしまうがために、進言せずにグッと我慢するサラリーマンもたくさんいると思います。

「自分のやっていることは、結局は価値貢献ではなく御用聞きなのかもしれないな・・・。」

なんて心の解釈をしてネガティブな思考にはまっていってしまう方も少なくないでしょう。

では、「価値貢献主義を上司に浸透させるために覚悟決めて自分のやり方を貫き続けるか」と問われるとどうでしょう?

それだったら、上司の指示に合わせて相手の価値観で生きたほうが楽かもな。衝突はごめんだ。

という心の想いに変換されているかもしれません。

心が葛藤していますね。

「価値貢献したい」VS「価値貢献貫くのは大変」

結局、どちらを追求していこうとしても、スパッと心が解決!なんてことはなかなかないのかもしれません。この葛藤の構造をまず理解することで、じゃあどうしたいのか?を問うことで、心の嘘がどんどん嘘ではなくなっていくかもしれません。

価値貢献をしたいけれど、今のチームでは貫くことは難しい。だったら、まずは社内で共感者を見つけて、水面下で価値貢献組なんていうのを作って、熱く議論する飲み会を開こう!

なんてことになるかもしれません。

そうしたら、飲み会も悪口ではなく、「うちの会社は価値あるサービスしてんだから、もっとアフターフォローにパワーかけていきたい!」「もっと社内で価値貢献の内容を共有できるプラットホームみたなものがあったらいいね!」「価値貢献をすることで社員が元気になれば、それこそ業績が上がるモデルが作れるんじゃない!?」

なんていう、暑苦しい議論大会になるかもしれません。

心の嘘を誤魔化し続けて行動し続けることも1つですが、心と対話することで本当はどうしたいのか?という問いかけを上手く投げかけられるようになってくると、上記のような変化も見えてくるかもしれません。


さて、「心の嘘」との向き合い方のテーマはいかがでしたでしょうか?

心の葛藤の話を言語化してみましたが、なかなか難しい・・・(笑)

言語化出来ても自分自身の実践ベースに落とし込むのも正直難易度が高いな、と思いながら記載していました。

ただ、「今、心が何を感じていて、何を求めているのか?」ということを心に問うこと自体は、比較的誰でも1日1回はできるのではないでしょうか?

時間がない・・・。という方は、寝る前の10分だけでも、スマホのメモアプリを使って、「心の状態」というタイトルで、今感じていることをそのまま書いてみることをお勧めします(本当のお勧めは手書きノート。感情が腕と手に乗っかるとアウトプットの質が高まるため。)

そのレベルのことでも習慣化すれば、チリツモでどんどんと自分の心の言語が貯まっていきます。

心を大切に、日々歩んでいきたいものですね!

それでは、本日はこの辺で<(`^´)>

MOTONARI

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