見出し画像

物と物のあいだにできる影にこそ、美がある。



こんなことを言っていたのは、
谷崎潤一郎氏だと思いますが..


どういう意味なのだろう??


物と物の間にできる影、
あの日常の風景の普通の影のことでしょうか。

A案とB案で揉めているならC案を。
会議中の勃発を防ぐ調和と柔軟性の話しかな。
ドアがキーキーと鳴るときの対処法、
潤滑油できしみ音解決⁈みたいな。


黒か白かに決着を付けるなら!
グレーゾーンでいいのではないか、
曖昧な路線でいきましょうよ。

(..とこれは案外得意なものです。
意外とグレーなところ、多め..)


彼氏でも恋人でもない存在?
そこに名前を付けるなら〇〇〇。
何を入れましょうか。


赤と主張する人と青と主張する人がいる。
どちらの主張も正しいようだ!
間を取って『紫』を生み出すことだろうか。


....


「何でもない」と「何でもない」
その間に空白を作る。

ん?全部、何もなくて空白じゃないかと?
物理的な余白、予め定められた意味の欠如。


「何でもない」と「何でもない」
その間の空白。
いろいろ色とりどりの『美』を投影すれば。

なんか綺麗だよ。
そういうことにしましょうよ。


いちいち光と闇ではないのだ。
強いコントラストは意味が強調されてしまう。


虚無の空間、たのしみ方かな。



恋人でも彼氏でもない存在。
愛着のニュアンス、ひとそれぞれとして。

好きでも嫌いでもない存在。
空間のニュアンス、何でもない存在とか。




赤と黄色を混ぜてオレンジみたいな日もあれば、
虚と無に涙が溢れる日もあれば、
あいだにできる影の美に詩情あふれる日々を、
物と物のあいだにできる影にこそ、美がある。



そんな風に内省していた朝でした。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?