見出し画像

自分を信じて行動する

11月12日に甲府のコワーキングスペースCROSS BEのセミナールームにて、
国際交流を目的とした『英語でテーブルスタイル茶道』の体験茶会を開催致しました。

当日は外国人3名と日本人3名のご参加があり、英語で全ての進行を致しました。
始まる前から参加者同志の歓談もあったりして、和やかにスタートしました。

まずは自己紹介。
簡単な英語で参加者それぞれにして頂き、
まずは「What's Sado?茶道とは…」の説明をしました。

千利休の
「茶の湯とは たた湯を沸かし茶をたてて 飲むばかりなり」
この言葉だけを英訳して、お伝えしても外国人の人が聞いたら、
「それって当たり前のことじゃないの?」ってなりますよね。
最初は「えっ」っていう反応だったんです。

けれどもその一杯のお茶をお客様に差し上げるために、
清潔にしたお道具をさらにもう一度お点前の中で清めて最高の敬意と心配りを払っているのだと。

美味しいお茶を差し上げるためには、お湯の温度も大事だということ。
お菓子を先に頂くのは、美味しいお茶を召し上がって頂くためだということ。
全ては美しく、最高のおもてなしをするためだということをお話しました。

また茶の湯が出来た歴史的な背景も少し英語で説明。
500年前に千利休が確立した茶の湯。
最初は侍が茶室という神聖な場所で、刀を持ち込まずに重要な話し合いをした場だったということ。

参加者の外国人からは
「それがこうして女性がする茶道になったのは、
いつの頃からですか」などと質問を受けました。

「女性がする茶道は戦後最近になって。
所作美しく、相手を思いやる精神を養うため行っていたが、
最近は畳の部屋がない家も多くなってきて、
茶道をやったことがない人も多い。
だから、こうしてテーブルでする茶道をこれから先
日常に取り入れて、お抹茶を飲む習慣や
心を整える時間を持っていくことを
お勧めしたいんです。」とお答えしました。


お菓子は亥の子餅。
亥の子供に似せたこのお餅は、
亥の月(11月)の亥の日(11日)の亥の刻(夜8時ごろ)
に頂くことに意味があります。

亥は中国の陰陽五行説で水性にあたるので、火災を逃れると言われて
います。この時期、火を使うものを設置する時期に、この日を意識して
設置することを昔の人たちがやってきていたんだということも
お伝えしました。

そしてこの日に亥の子餅を食べると、万病から逃れ、子沢山の亥にあやかり、
子孫繁栄を望めることも。
参加者の皆さん、興味深く聞いてくださいました。

「How's the taste?」
「Very nice!」
少し胡麻の風味がする饅頭を気に入って頂けてよかったです✨


いよいよお点前の披露をして、お抹茶を頂いてもらうことに。
お点前のデモンストレーションに見入ってくださり、
頂いた感想は
「Very peaceful.」「心落ち着きました。」
「まるでダンスのパフォーマンスを見ているようで美しかった」と。
感じたことをお伝えくださり、その感性にこちらも感激しました。


「お抹茶を頂くのは初めて」の外国人の方々。
「Very smooth.」「Delicious!」と
気に入ってくださり、「Another cup of tea?」
に「Yes,please.」と即答。
嬉しいことですね💕


お花についてもご説明しました。
飾ったお花は白椿と万作の照り葉。
決してバラの花束のように豪華さはありませんが、
茶の湯ではお花は、その茶室においてお客様に
季節を感じて頂くように活けられるのがよしとされています。

テーブルにそれがあるだけで、秋の設いにぐんとなりますね。
照り葉がまたいいのです。
椿は蕾がちょっと膨らみかけた、真っ白の大粒の蕾。

参加者の皆様に開いた椿も持っていって、二つを見比べて
見て頂き、どちらがより美しく感じるか、お尋ねしてみました。
「I think the blooming one is more beautiful.」
そう!開いたお花はパァッと華やかでもちろん綺麗です。
でも日本人はこのまだ完全に開いていない蕾の白さに清楚さ、
不完全さ、純粋などの美を感じるんだということもお伝えすると
納得の表情をしてらっしゃいました。


茶会のテーマで掛けたお軸は
「和敬清寂」
オンライン世界茶会でもお伝えした、
この茶の心を、また一人でも多くの方が
感じ取ってくれますように✨


今回この国際交流茶会には、
NHK甲府の平日夕方6時代「ニュースかいどき」の
ニュースキャスターの望月啓太さんが
自ら『望月カメラ』で取材に来てくださいました。

参加者の方々の良い表情をおさめて、素敵に編集してくださり、
1分45秒という短い放映時間ではありましたが、
県内のたくさんの方々にご覧になって頂けたことも
テーブルスタイル茶道を普及する上でも、とても
有意義なものにありました。

「県内で初の英語でテーブルスタイル茶道イベント」と
いうことで、記念すべき会を取り上げて頂きまして
本当に感謝しております。



今回の国際交流茶会を開催して、日本文化である茶道を、テーブルスタイル茶道の形で外国人の方に伝えたことは、
とても新しく、気軽に参加して頂く点でもとても良い機会だったと思います。

略式でカジュアルなスタイルの茶道ですが、
言葉を使って説明したり、コミュニケーションを取りながら進めることで、より深く知って頂くことができる。

肩肘はらず、リラックスして、足も痛くならずに
まずは日本文化を知って頂くことから、
距離を縮め楽しく交流することから
伝わるおもてなしの精神や形もあるのではないかと。


そして招かれたお客様が一人でも温かい気持ちになって
この交流イベントを楽しんで頂けたら、それだけでとっても意味のあること。
相互理解は、コミュニケーションから。
これからもたくさんの外国人の方もお迎えして、
このような場を作って、
自分を信じて行動し、
テーブルスタイル茶道を広げていけたらと思っています。



今回のイベントを開催するにあたって
イベントスペースをご提供くださいました
CROSS BEさん。
チラシを置かせて頂きました、
国際交流センター、
山梨学院大学教務課の
ご担当者の皆様にはご協力くださいまして
誠にありがとうございました。



令和4年11月25日に愛知県蒲郡市で開かれる、
Beauty Japan2022日本大会へ、
グランドファイナリストとして出場致します。

いよいよ2週間を切りました!

【応援方法】
● 中村もとこのFacebookページで友達になる
 &Beauty Japanの公式Facebookページをフォロー
*友達になって、フォローもして下さいました
皆様大変ありがとうございました💕
✅こちらもまだご申請下さいませ。

● noteの記事を読む→いいね♡をタップ
✅こちらは引き続き宜しくお願いします🙏✨

●  公式ガイドブックのご購入。
✅アナザーバージョンがリリースになります✨
 通常バージョンもアナザーバージョンも、
 お届けが
 私からご購入頂けますのでご一報下さいね。
 
 こちらは数量がごく僅かの出版になりますので、
 お早めに購入希望をお知らせくださいませ。
    DMまたはメッセージャーにて🙇‍♀️

●チケット購入、最後のチャンス。
✅EX席として40席が増席となりました(11月1日)
気になっていてチケットをまだ手に入れていらっしゃらない方、まだチャンスがあります。
DMまたはメッセンジャーにて、急ぎお知らせ
下さいませ。

皆様の応援が、何よりの励みです✨
最後まで出来ることを重ねて、駆け抜けたいと思います。
応援よろしくお願いいたします。







ご支援頂きありがとうございます。どうぞよろしければ、これからも応援してください! 頑張ってまいります。