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「公立小学校の授業を見て感じたこと その後 学校は守りの姿勢に入っている!?」

皆さん こんにちは 中曽根陽子です。

私の日常やプライベートも絡めながら、私が日頃思っていること、
関心を持っていることをお伝えし、皆さんのお考えも聞いてみたいと思って始めたYoko’s eye。先月は公立小学校の公開授業をみて感じたことを書いたところ、多くの方から反響をいただきました。
ありがとうございます。

お子さんの学校の様子や、面白い教育をやっている学校の研究授業のご案内や、日頃感じている課題など、皆さんのお便りから感じることも多く、複数の学校の先生に取材をしました。
先生のお話を伺うと先生は先生のお立場があり、履修主義の学校では致し方ないところもあると思いました。

元小学校教諭で現在ヒロック初等部という探究型のオルタナティブスクールの校長をされている蓑手省吾さんにもお話を伺ったのですが、「探究的な学びを望む声がある一方で、従来から行われている偏差値型の学力を身につけてほしいという声もある。
また、探究的な学びは指導者の力量が問われることもあり、横並び意識が強い日本では、結局型通りの授業を行わざるを得ないという状況があるのだ」とおっしゃっていました。

でも、時代は大きく変わっていくのですから、学校教育の意味と目的を前提から考え直す時期に来ているのは確かだと思うのです。
でも、それは学校だけで決めることではなく、そこに子どもを預けている親も一緒になって対話をしていくことが必要です。
保護者は要望を出すだけではなく、トライ&エラーがあってもそれを寛容に受け止め一緒に作っていくくらいの気持ちがないと新しい教育への挑戦は先生もできませんね。
制度としては、学校運営委員会やコミュニティスクールなどがありますが、今教育はサービス業になってしまっていて、学校は保護者からクレームが出ないように守りの姿勢が強くなっているとも聞きました。
まず必要なのは相手へのリスペクト。信頼関係を築いていくことが、学校を良い場所にしていくためには欠かせないでしょう。

ヒロック初等部では、1日の終わりにサークルタイムがあり、「今日の学びで幸せになる力はついたか」を子どもたちに聞いていました。
日々の学びの目当てが、自分をそして周りを幸せにする力を身につけることに繋がっていて、それを振り返る時間がある。とても素敵だなと思いました。ヒロック初等部については、別に詳しい記事を書きますので、お楽しみに!

お子さんの学校の目当て(教育の目標)はなんですか? 目当てを実現するために、具体的に何をしているのか聞いたことはありますか? そんなところから、対話の糸口が開かれるかもしれません。

さて、もう一つお知らせです。
今月から、青春出版社の青春オンラインで、「中学受験お悩み相談室」というコラムが始まりました。
第1回は 「そもそも中が受験をさせるべきか悩んでいます。中学受験をするメリットとデメリット」です。

首都圏を中心に、中学受験者数は増えています。これも一貫教育への期待の表れですが、受験となると、さまざまなお悩みも出てきます。そこで、受験を親子で成長できる機会にするために、私のこれまでの知見を活かしてできる限りお答えしていきますので、ぜひお寄せくださいね。

ここまでお読みいただいてありがとうございました。
感想や質問などもいただけたら、励みになりますので、ぜひお寄せください。

また、こんなテーマについて知りたいなど、ご希望があったら教えてください。
皆さんに変わって、取材させていただくことができるかもしれません。
ぜひ、こちらにメールをしてください。

mq@motherquest.net


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