それが鬱です。
その当時、そのカウンセラーは皇居に近い一角の建物に勤務していた。
その場所へ時抱くから向かうには、地下鉄に乗り換えて出かける必要があった。
その地下鉄の乗り換え時、長い階段を上り下りしている時、自分の体に異変があった。
体が妙に重く、足が進まない。めまいみたいなものもして、少しの距離が進めない…。
なんだかカラダがおかしい、動かない。
やっとのことでカウンセラーの元へ辿り着き、途中にあった出来事を話した。
それまでの会社を辞めたりしていた状況は、電話で少し話をしていた。
その日起こった不調を話すと、そのカウンセラーは、
それは鬱です。
と私に告げた。
びっくりした、そしてショックだった。
自分は病気だったのか、そんな状態だったのか。と、ともに、今まで気を張っていた、無理してでも頑張っていた糸がぷつんと切れたような気もした。
そのカウンセラーから、学生時代にも勧められたクリニックに、受診すること、カウンセラーに鬱だと言われたことなどを告げるようにも言われた。
焦るけど、カラダがついていかないんです…
とつげると、それが鬱なんです。鬱は焦り病とも言われていて、そういうものだと言われた。
そして私は、また、再度地元にある学生時代に薄毛が気になるとのことで行ったクリニックを受診することにする。
鬱と告げられてから、一気に力が抜け、何にもする気がしなくなり、落ち込みもひどく、通っていた職業訓練校は退校した。
そして、わたしの1度目の引きこもり、うつの療養生活がここから始まる。
つづく
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