モロ先生の授業「諦めることはマイナスではない」
このnoteは2023年12月19日のstand.fmの音源、『サウンドフリージョイ公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。
そのチャレンジを続けることがプラスになっているのか?
このピアノ講師という仕事をしていると、生徒さんから「悩みを聞いてほしい」と相談されることがあります。
その悩みの中でも特に多いなあと感じるのが「今のチャレンジを続けるべきかどうか？」というもの。
それは今チャレンジしている楽曲しかり、ピアノそのものしかり。
その時僕は、大抵「一度撤退して、その後また考えよう」と促しています。
理由は「今の生活にハマってないから」というシンプルなものです。
そして、今このチャレンジを続けることと、一度撤退して色々経験して、そのまま方向転換する、あるいはまた戻ってくるのと、どっちが自分にとってプラスなのか？ということを、一度感情を捨てて考えたほうがいいと思います。
『諦める』する姿を見せるのは、すっごく大切
なんだか漫画やドラマの影響？で、諦めないことが美談にされ過ぎている傾向があると思うんです。
もちろん、気持ちが落ちているというだけで諦めたり、一度の失敗で挫けて諦めたりすることは、決して褒められたものではありませんが、それは「冷静にこのチャレンジについて考えることを放棄してもいい」ということではない。
そのチャレンジを成功させたいという思いが、強ければ強いほど、自分の宝物の中にある「価値をもたらしていないモノ」を切る必要がある。
たくさん苦労したり、時間をかけたものほど、撤退難易度は上がりますが（サンクコスト効果）、そういう時こそ一度諦めて視野を広げてみると、急成長したりする。
そして恥ずかしがらずに、その姿を見せることが重要だと思っています。
皆さんもぜひ「諦める＝マイナス」という考え方を捨てて、自分の人生にとって最も有意義な時間の過ごし方を検討してみてください。
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