見出し画像

2024/2/13 今どき新入社員の仕事に対する意識と指導者の接し方

2024年2月13日に行われたリベコ代表理事の森田昇さんによる「イマドキの新入社員の仕事に対する意識と指導者の接し方」をご紹介します。

女子高校生とおじさんに大うけしている「不適切にもほどがある」のドラマはご覧になっていますでしょうか。気軽に楽しめながらも痛いところをつれたり、考えさせられたり、学びがあったりと注目されています。

その中では昭和と令和の価値観がミュージカル形式で語られ、知ることにより、解決策を考えたり、歩み寄ったり、落としどころを見つけたりしています。

ということで、私たちも今どきの新入社員について学びましょう💪😊と、森田さんが48ページにわたる「日本能力協会マネジメントセンターのウエブ冊子」から新入社員のことをまとめてくれました。

今の新入社員のZ世代とは

まずは今の新入社員のZ世代から。
Z世代は1997年~2012年生まれと言われています。生まれた時からインターネットがあるため、娯楽、音楽、学び、情報などが無料の時代を生き、Z世代の流行はYouTubeとTIKTOK発祥のものが大半となっています。
 
では、そんなZ世代の人の意識はどうなっているのでしょうか。2023年6月インターネット調査(500人~1000人28.7%、1001人以上71.3%以上の企業規模の在職者)をまとめると、「自分らしさを大切に無理なく適度な距離感を保って成長したい」と考えているとのこと。
つまり、「仕事とプライベート」、「人間関係」、「働く場所」はたくさんある選択肢の中から、自分らしいものを自分自身で決定できることを重視しています!!

新入社員の特徴と心情

さらに、新入社員の特徴と心情を細かくみていきましょう。

  • 「学習意欲と成長意欲があるが、プライベートを犠牲にしたくはないので、強制は嫌」

  • 「期待は大いにして欲しいけれど、期待通りにできなくて怒られたくないので、着実にできることからやりたい」

  • 「共感は大事なので、チームワークは大切」

  • 「たくさんの選択肢の中から自分で決めたいので、多様な働き方を重視」しているそうです。

私たちは新入社員と現場でどのように関わればいい?

では、そのような新入社員と私たちは現場でどのように関わればいいといわれているのでしょうか?実は、キャリアコンサルタントとして面談の際に求められていることそのものでした。「クライアントのキャリア形成支援」のために「クライアントの個性を尊重」しながら、「共感しながら」話を聞き、「個々のクライアントに適した関り」をし、一緒に「小さな目標を設定」する。その結果どうだったかを「振り返り、内省」を促す。と。

つまり、今どきの新入社員には
①基本(企業理念や仕事の進め方)を教え、
②キャリアデザインなどの考え方や態度を身に着けさせます。そのうえで、③新入社員の数年後のありたい姿を認識させつつ、
④仕事や業務の意味・その効果・何が身につくのかを説明し、社会人基礎力(前に踏み出す力、チームで働く力、考え抜く力)を鍛えます。
⑤新入社員の感情を拾い、内省をさせ、具体的なアドバイスを与えます。
⑥最後に成長意欲と学習意欲の高さを理解し、成果を期待せずに、期待をかけ、優しく背中を押してあげるチームを作る。と最強✨となるそうです。


これだけ学んでくると、Z世代の価値観はもしかすると、キャリアコンサルタントの必須条件の「受容」と「共感」をすべてにおいて求めているかもしれないと思いました。世代ごとの理解が深まれば、今後は優しい社会になるかも?と感じたのは私が楽観的だからでしょうか。
皆さんはどう感じられましたか?
(イラスト 小谷篤史 文 浦田ひろみ)

=======================
「リベラルコンサルティング協議会」
【会員募集中!】コンサルタントが未来に羽ばたくために、自らアップデートでき、豊かで潤いあるキャリアを歩みたい仲間を募集しています。
https://liberal-consulting-association.com/
=======================


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?