キャリコンのブランディングセミナー

今回は、2月13日(月)にリベコの会員の平井厚子さんが開催した「キャリコンのブランディングセミナー」についてご紹介します。
 
独立4年目を迎えた平井さんは、独立して仕事をする場合、何から始めたら良いのかという相談を受けることが多くなって来ました。そこで今回は、ご自身が学び、それを活かして仕事をして来られた経験を語って頂きました。
 
「キャリアコンサルタントは稼げない」と言われている理由は、キャリコンにありがちな以下の5つの罠に現れています。
 
①    自分がキャリアコンサルティングを受けたことがない
②    無形サービスは無料か安価だと思っている
③    仕事をもらうためにコミュニティに参加する
④    仕事がないのはスキルが足りないからだと思っている
⑤    セールスに恐怖心や苦手意識がある
 
 平井さんも当初この罠に囚われていましたが、1つずつひっくり返して来た具体的な経験が語られました。例えば①については、自分がキャリアコンサルティングを受けてみて、キャリアコンサルティングとは、URLを送って当日セッションを行うだけではなく、事前にアンケートを取って、当日の60分をできるだけ実りあるものにするなどの工夫の余地があることを学んだと平井さんは言います。
 
今回のゴールは、「自分の仕事のコンセプトを作ること」です。どんなお客様のどんな悩みをどんなサービスで解決し、どんな未来にお連れするかです。コンセプトと共に、2軸を適切に設定して、自分が右上に来るようにするポジショニングも重要です。
 
平井さんのコンセプトは、企業の役職定年者の処遇に納得できないという悩みに向き合い、やりたいことを仕事にできるよう支援をすることです。横軸は、転職相談員~仕事を創る人、縦軸は働く人全般~役職定年者です。
 
仕事を創るための最重要ポイントは、コンセプトを明確にすることです。「コンセプトのないビジネスはあり得ない」とまで言われます。
 
キャリアデザインで仕事を創る6つのステップが示されました。6つのステップにはブラディング、マーケティング、セールスが含まれますが、ブランディングはキャリコンの自己理解、マーケティングはキャリコンの仕事理解、セールスは啓発的経験に当たります。つまり、仕事を創る6つのステップは、キャリアコンサルティングの6つのステップと同じなのです。従って、「キャリコンは仕事を創れる人」ということができるのです。

「リベラルコンサルティング協議会」
自らアップデートでき、豊かで潤いあるキャリアを歩める仲間を募集しています。
 
@liberal.consulting.association

(仲井圭二)


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