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医療従事者ほどもっと自分を大切に
タイトルそのままなんですが本当に強く感じています。
いわゆるクレーム気質と言われる患者さんっているんですよね。
医療や介護に携わる方は感じることが多いと思いますが。
そういう方に私はどちらかというと好かれることが多く、衝突した経験がありませんでした。
しかし、8年理学療法士やっていて初めて思いっきり患者さんに怒鳴られるという経験をしました。
(個人情報があるので詳しくは書けませんが)
こちらが至らぬ部分もありますが普段からスタッフを怒鳴ったり他の患者さんの悪口を大きな声で言うなどがありました。
そして私がちょっとしたミスをしてしまったことから、大激怒され他のスタッフまで怒られるということがありました。
カンファレンスでも不満などを怒鳴られて私は思考停止状態になりました。
顔が死んでいたと思います。
いろいろあってこちらが至らなかった点については謝罪をして許しを得たのですが、それ以降も
他にも実はミスをしていてまた怒鳴られるんじゃないか
普段から作成する書類も何かミスをしていたらどうしよう
休みの日も、自分が気づかぬところで何かミスをしていて怒っていたらどうしよう
そんなことで頭がいっぱいになりました。
そして、人って簡単に鬱状態になるんだろうな・・・
そう思ってしまうくらいに追い込まれました。
さらに本来怒られる必要がなかった人まで怒られてしまったことも申し訳なくてさらに落ち込みました。
実は仕事で初めて泣きました・・・(1人の時に)
自分のミスは認めて改善しようと努力する必要があります。
しかし、医療や介護の現場では患者さんや利用者さんから怒鳴られる、暴力をふられる、セクハラを受けるといったことが散見されるのです。
セクハラは特に問題外ですが、職員に原因がないのに怒られることも結構あります。
そして社会ではそれは犯罪となる場合もありますが、セクハラ含め医療や介護現場ではなぜか許されてしまうことが普通にあるんです。
そこまでいかなくても、色んな方がいますから精神的につかれてしまうことも多いのです。
また、命や人生に携わる仕事ということで常に緊張感をもって働いていることで思っているより心が疲れてしまう人もいるでしょう。
私たち医療従事者や福祉従事者は人の役に立つことが当たり前でいつも人を優先させて働いています。
自分を後回しにしてしまう人がものすごく多いんです。
別に聖人ではありませんし、私も性格が特別いいかというとそうでもないですが、それでも追い込まれました。
そして、そのことにばかり気にしていると他の患者さんのことを考える余裕がなくなっていたことに気づきました。
自分を信頼してくれて身体を預けている患者さんに対して、ちゃんと向き合えていないことに気づき、これじゃだめだと感じました。
自分の精神が整っていないと正しい判断ができなくなります。
頭が働きません。
表情も死んでいます。
こんな状態ではいくら知識や技術があったって、本当は優い人だとしても良い医療は提供できません。
患者さんや利用者さんのためにも
そしてなにより自分のためにも医療従事者こそ自分を大切にする、メンタルケアが重要だと実感する出来事でした。
メンタルケアって実は特別なことじゃなくて、生きていくうえで普通に必要なことだと思います。
いつも頑張っている自分をたまには休めてあげても、癒やしてあげても、休ませてあげてもいいと思うんですよ。
私たちだって人間なんだから!!
メンタルケア、養成校のカリキュラムに入れた方がいいと思いますね。
自分を自分で守る術は多少は身につけていく必要があります。
そして人に頼ることも時には大切です。
私はHSPの気質もあるので特に色んなことに影響されやすく落ち込むことが多いのもあって、実はカウンセリングを利用したことがあります。
カウンセリングって大げさに聞こえるかもしれませんが、精神疾患がある人じゃなくても受けていいんです。
人の話を聞くことは多くても自分の話をする機会ってありそうでないじゃないですか。
ただ話を聞いてもらうだけでもだいぶ違います。
今は良い時代で自宅でもオンラインで受けられるカウンセリングも多いですしね。
たまには人ではなく、自分を労ってあげてくださいね。
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