27歳、私の音楽の履歴書
はじめに
素敵なタグだなと思い、私も参加してみます。現在27歳、どこにでもいる会社員です。
我ながら、比較的いろんなジャンルに手を出してきたのでは?と思っています。読んでいただいた方に、何か刺さるものがあれば幸いです。
幼稚園
音楽にふれる機会と言えば、アニメのOP・EDくらいだったと思います。記憶に残っているのは、やっぱりポケモンですね。
これを買ってもらい、車の中でかけてもらってました。
(一方車の中では、洋楽も邦楽もいろいろ流れていて、その後の下地がじわじわと出来上がっていたのかな、なんて思っています。)
小学生
何となく恥ずかしく、なかなか自分から音楽を聴くということはありませんでした。そんな中、小4〜5あたりから ORANGE RANGE がめちゃくちゃ流行り、周りが自分のポータブルプレーヤーで音楽を聴くということを始めて、自分も親のお下がりをもらいました。
しかし、何を聴けばいいのか分からず、未だになぜだか分からないけど、たまたまダウンロードストアで出ていた KREVA の 「愛・自分博」を購入してずっとそれを聴いていました。
中学生
自分でCDをレンタルしたりして聴き始めたのは中学生からです。
中2あたりで GReeeeN にハマり、歌詞全部覚えるくらいに聴いていました。KREVAの影響が残っていたのか、特にラップパートが好きでしたね。
それ以外はあまりこだわらず、ヒットチャートに上がっていて気に入った曲を聴いていました。まだまだ受動的な接し方ですね。
高校生
■洋楽との出会い
なんだかヒットチャートに上がる曲に満足せず、もっとかっこいい曲がないかニコニコ動画に上がっていたプレイリストをさまよっていました。そこで出会ったのが Green Day の American Idiot でした。
高1の夏〜秋頃だったかと思います。同じクラスにいたアニメオタクで音楽好きの友人に薦められ、「BECK」を読み始めました。この影響はとてつもなく、それ以降は好んで洋楽を聴くようになりました。ギターを始めたのも同じ頃です。だんだんと能動的に音楽と接するようになりました。
■何よりもギターがかっこいいかどうか
とにかくギターがかっこいい曲を探していました。
特に My Chemical Romance が大好きで Welcome To The Black Parade は腐るほど聴きました。つい最近まで「エモい」と聞くと、どうしてもマイケミを思い出してしまっていました。他には、Red Hot Chili Peppers の Can't Stop もずっと聴いていました。
当然のように Nirvana もよく聴いていました。グランジファッションに憧れたのはいい思い出です。(今もたまにやりたくなる)
ここまではよくあるルートじゃないかな、と思いますが、この後はギター好きならでは な内容かと思います。
■時代を遡り、ブルースへ
自分なりにいろいろと開拓していったわけですが、それでも飽き足らない私は時代を遡り、Led Zeppelin や Eagles、Aerosmith といったクラシックなロックバンドを聴くようになりました。心地よく歪んだギターに酔いしれておりました。
もっとギターを聴きたい私はさらに遡り、B.B.King や Freddie King といったブルースマン、Fleetwood Mac や Cream のようなブルース・ロックバンドを聴くようになりました。
やがて John Mayer にたどり着きます。ポップもやりながら、洗練されたブルースも聴かせてくれる。理想のアーティストでした(泥臭いものばかり聴いて飽きてたのもあるかもしれませんが)。
■超円高の時代
ここまで、高校時代は洋楽、特にクラシック・ロックやブルースを聴いていました。
基本はレンタルを利用していたのですが、レンタルしようにもニッチ過ぎて置いてないことがよくありました。ちょうど円高が激しく、おかげで輸入盤CDなら700〜800円くらいから手に入る時代でした。お小遣いを全てつぎ込んでいたのは言うまでもありません。それくらい音楽にハマり始めた時期でした。いやぁ楽しかった。
大学生
■さらに手を広げる
高校時代は主に一人で楽しんでいたのですが、大学時代には音楽好きな友人をつくることが出来ました。おかげで更に世界が広がりました。あまりちゃんと聴いてこなかった The Beatles を聴くようになったり、プログレ にも手を伸ばすようになりました。他には Arctic Monkeys の AM にはすっかりやられましたし、CHVRCHES なんかもよく聴いていました。
また、大学1年生にして初めてのライブに行きました。Tedeschi Trucks Band というバンドです。最初にギターの音が聴こえたときは感動して涙がこみ上げてきたのを覚えています。
■そしてジャズへ
高校時代から引き続きいろんなバンドを聴いていたのですが、大きな変化があったのは、ジャズ に手を出したことです。高校時代からブルースのアドリブソロが大好きで、その延長でジャズのアドリブに関心が高まっていたところに「坂道のアポロン」というアニメが始まりました。すぐに全巻揃え、名盤と呼ばれるものを少しずつ聴き流すようになりました。はじめはとっつきにくかったのですが、曲を覚えてくると アドリブの応酬 を楽しめるようになってきました。ピアノに憧れてピアノも始めました。
音楽をリズムで楽しむようになった のはこの頃からかもしれません。
ジャズの中でも特にハードバップが好きで、最も聴いたのは定番中の定番ですが、こちらですね。
■Hip Hopと出会う
大学4年生頃に出会ったのが Nujabes です。ピアノのきれいなリフと強いビート、今までに聴いたことのないような音楽で、すっかりハマってしまいました。
この頃から、Hip Hop が気になり始めました。(それまでは何となく毛嫌いしていた…?)
YouTubeで Lofi Hip Hopを見かけるようになったのはこの頃からかもしれません。
■ツールの変化
また、ツールにも変化がありました。BOOKOFFの500円コーナーが大好きだったのですが、大学4年の後半辺りから Apple Music を使い始め、CDはまず買わなくなりました。それと同時に、それまでは買うに至らなかったアルバムにたくさん触れられる ようになりました。一方で、いとも簡単にアルバムへアクセスできてしまうことから、一枚をじっくりと聴くということが減ってきたように思います。最初に聴いてあまり響かなければ次に行ってしまい、そのアルバムは 一回だけ聴いて埋もれていく ような感じです。
社会人
社会人になり、念願のフジロックに参戦(大学時代は、期末テストともろかぶりで断念していた)。
社会人1年目は、基本的にはジャズをあさっていました。
■邦楽もいいじゃん
社会人2年目頃から、それまではあまり聴いてこなかった 邦楽 をよく聴くようになりました。たぶん、TENDRE が Apple Music でピックアップされていたのがきっかけだと思います。あれ、この人めっちゃいいぞ、と。そのEPはリリース以降、未だに聴いてます。
邦楽をあさるうちに、衝撃的な出会いがありました。カネコアヤノ です。
シンプルなロック、バンドサウンドが心地よく、かれこれ2年以上もヘビロテアーティストとして君臨しています。
YouTubeでたまたま見かけた「やさしい生活」を見て惹かれ、
ちゃんと聴いてみようとファーストアルバムを聴いてみると…
一曲目からやられてしまいました。
■国内アーティストはたくさんライブに行ける
そして 国内のアーティストは気軽にライブに行ける のが良いですね。海外アーティストだと、そもそもチャンスが少ないですし、チケットも8,000〜10,000円かかってました(そして名古屋は飛ばされるので交通費もかかります)。国内ならあちこちでフェスやっていて、もっと早く楽しめていれば、と少し後悔しています。
■チルい感じ
他の邦楽では STUTS、iri、yonawo、海外勢では Tom Misch を特によく聴いています。耳障りが良くてノれる感じ(語彙力がなくて申し訳ないです)の曲を好んで聴いています。逆に、スルメ的な曲やアルバムにハマることが少なくなってきたように感じます。これはストリーミングが台頭したり YouTube で情報収集することが多くなってきたからかなあ、と思っています。
このことについて感じたことをつぶやいたので、よかったら覗いてみてもらえるととても嬉しいです。
そして YouTubeといえば、もはや無視できないのが先に述べた Lofi Hip Hop ですね。心地よいビートとたまに聴こえるジャズフレーズ。単調なので意識を引っ張られることがないのが魅力です。何となく耳が寂しいとき、何か作業をする時に、あの有名なライブ配信や60分くらいのプレイリストを探して利用しています。SoundCloud もたまに使います。
■そして現在
現在はというと、カネコアヤノ が私の中で圧倒的な存在感を持ちながら、できるだけ聴かず嫌いせずに貪欲に接するようにしています。何となく避けていた あいみょん の 青春のエキサイトメント なんてめちゃくちゃ良かったですし。聴いてみると素晴らしい曲がゴロゴロ転がっているんだな。自分勝手なフィルターで逃してはもったいない。
今後は昔のように、音楽を「流す」ではなく、「聴く」ということを意識していきたい、なんて考えています。
おわりに
読んで頂き、ありがとうございました。何か刺さるものがあれば幸いです。
書ききれていないアーティストもたくさんいますが、簡単にまとめると
高校時代は ギター中心
大学時代はさらにアドリブを求め ジャズへ向かい
社会人は枠を取っ払って より多くのジャンル へ
だんだんと守備範囲が広がっているのが分かりました。
こうして振り返ってみると、自分が接してきた音楽の変化はもちろん、ツールや音楽との付き合い方の変化 も見れて面白かったです。
それでは。
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