森田 由美子

株式会社C’s PORT 代表取締役、一般社団法人メンタルタフネス協会 代表理事、公認…

森田 由美子

株式会社C’s PORT 代表取締役、一般社団法人メンタルタフネス協会 代表理事、公認心理師、シニア産業カウンセラー。企業のメンタルヘルス支援・人材育成など、個々の強みを最大限に発揮して元気に活き活き働くことを支援しています。M式強み診断開発者mshiki-strength.jp

最近の記事

  • 固定された記事

強みを生かす大切さを伝えたい!と思ったわけ

現在、強みを生かすことを研修や講座、面談を通して伝えています。 なぜ、強みについて伝えていきたいと思ったかというと、カウンセラー、コーチとして関わらせてもらっていて、自分の弱みに縛られている、自信がないという人に多く出会ったからです。 お話を伺っていて、私から見て素敵なところがたくさんあるのに、なぜか、自分が、自分のいいところを受け入れない、それは、残念なことだと思いませんか? 人は、欠けているところに目がいきやすいといいます。 自分にいいところがあっても、他者と比べてし

    • 『自分の機嫌は自分がとる』とは

      こんにちは、森田由美子です。 「自分の機嫌は自分が取る」という言葉は、一見簡単に思えるかもしれませんが、実は日常生活の中で非常に大切な考え方です。 たとえば、「何も楽しいことがないからつまらない」と感じたり、「あんなことがあったから気分が悪い」「誰も自分を助けてくれない」と思うことはないでしょうか。 こうした感情は、自分でどうにもならない状況に自分の機嫌を預けてしまっている状態です。知らず知らずのうちに、他人が自分の気分を良くしてくれることを期待していることがあるかもしれ

      • 「自信を持て」という言葉で自信はつくのか

        こんにちは、森田由美子です。 ことのほか暑さが厳しい今年の夏、お疲れが出ていないでしょうか? 今月は、「自信」について書いています。 「自信を持て」という言葉をよく耳にしますが、自信はそんなに簡単に持てるものでしょうか?たとえば、声が小さいと「もっと自信を持って話して」と言われることがあるかもしれません。 先日も、ある上司が「部下に『もっと自信を持て』と言っても、『できません、無理です』と返されるんです」と話していました。 自信とは、特定のスキルや能力に対する確信や信頼感

        • 部下が成長する上司の共通点

          こんにちは、森田由美子です。 私は心理師として複数の事業場で面談をさせてもらっていますが、最近、管理職から「部下の成長のためにいろいろ考えてやってみたけど、これ以上どうすればいいのか分からない」といった相談が増えています。 話を聞いてみると、管理職は部下ができていないことがあれば自分がサポートしたり、周りの人にサポートを頼んだりと、いろいろ手をかけている様子がうかがえます。それで「もう、打つ手がありません」「どうすればいいでしょうか」と悩んでいるのです。 「ご本人がどうし

        • 固定された記事

        強みを生かす大切さを伝えたい!と思ったわけ

          チーム内のイライラを減らせばチームが回る

          こんにちは、森田由美子です。 今回は、教育関係(教育開発研究所様)から原稿依頼をいただき寄稿した記事を載せています。私のブログなどを読んでくださってのご依頼のようです。この教育誌の対象は学校管理職です。 月刊『教職研修』5月号は、「管理職とみんなでつくる「メンタルヘルス」にいい職場」(教職研修 2024年5月号)という特集が組まれていて、私の記事はその一部ですが、よかったら読んでやってくださいね。 あなたは職場でイライラすることはありますか? 職場でのストレスにどのように

          チーム内のイライラを減らせばチームが回る

          強みの発見と活用がキャリア・人間関係の向上に繋がる

          実は今、オンラインでの強み習得講座を作成中です。内容を組み立てていく中で、改めて自分の強みを知ること、強みを意識して磨き発揮していくことの大切さを改めて実感しています。 強みは決して万能ではありませんが、強みを探求し活用することで、その可能性は広がっていきます。自己成長を通じて、強みを見つけ発揮することは、自信をつけ、キャリアや人間関係の向上に繋がることが示されています。 以下、強みの可能性を拡げるポイントを3つご紹介します。 是非、今一度、あなたの強みの可能性について

          強みの発見と活用がキャリア・人間関係の向上に繋がる

          よりよい変化を促す言葉とエネルギーの源

          ゴールデンウィークが近づいてきました。お休みをどのように過ごそうかと楽しみにしている方もいれば、いつもより大変という方もいるかもしれませんね。 そんなゴールデンウィークですが、休み明けは、4月に環境の変化があった方にとってその疲れが身体や精神面にも出やすい時期ですから、楽しみながらも労わって過ごしてほしいと思います。   さて、私の知り合いにも変化がありました。Aさんはいくつかの難病を持ち、車いすで生活しながら仕事をされていましたが、定年を1年残し退職されることを決断されたの

          よりよい変化を促す言葉とエネルギーの源

          職場のサポートセルフチェック

          こんにちは、森田由美子です。 季節を彩る花が梅から桜へとバトンが渡される頃となりました。 3月と4月は、別れと出会いの季節であり、自然の移り変わりと共に環境の変化によって体調や心の安定にも影響を与えます。 だからこそ、この時期は特に体調管理に気を配りたいものです。   そして、新しい一歩を踏み出す4月、新入社員を迎える季節です。昨年の新入社員たちは、いよいよ先輩になりますね。1年を振り返ってみると、どんな1年だったでしょうか?  一方で、上司や先輩の皆さんは、部下や後輩にと

          職場のサポートセルフチェック

          太宰府天満宮の3つの太鼓橋    「現在」を生きる             

          こんにちは、森田由美子です。   私は、山口県防府市で生まれました。幼い頃から防府天満宮と菅原道真は常に身近な存在でした。日本三大天神である北野天満宮と太宰府天満宮も訪ねたことはありますが、太宰府天満宮の3つの太鼓橋に意味があることは知りませんでした。   太宰府天満宮のホームページには、 と書かれています。 また、この3つの太鼓橋は、それぞれの橋を渡る時の注意があるようです。 ・最初の太鼓橋:過去の橋を渡るときは、後ろを振り返らない ・2番目の平橋:現在の橋を渡ると

          太宰府天満宮の3つの太鼓橋    「現在」を生きる             

          落語に学ぶ義理と人情 「人のダメなところを許す」

          こんにちは、森田由美子です。   2024年の始まりは、思いもよらない悲しいニュースから始まりました。 被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。   日々のニュースに心を痛めていましたが、最近のニュースではそういった方々が助け合ったりこんな状況の中でも前を向いたり、被災されながらも地域のために活動されている様子を拝見しながら、人間の素晴らしさを再確認させてもらっています。   さて、人間の素晴らしいところというと「人を許すことができる」ところがあります。ある落語家が、

          落語に学ぶ義理と人情 「人のダメなところを許す」

          よりよい人間関係構築の鍵は「尊重」という基本に戻ること

          大谷翔平選手のドジャースへの移籍が話題になりましたね。彼の驚異的な実績は多くの人に夢を与え、若者たちは「大谷選手を見習って、ゴミを拾ったり相手を思いやるようにしている」と語るように彼の人間性にも感銘を受けています。 さて、今回は年の瀬に、「あなたの周りにいる人とのコミュニケーションを見直して、来年に向かいませんか」というご提案です。 最近、次のような話をよく聞くのですが、あなたの周りにはこんなことはありませんか? 部下の立場の人たちからは、「上司が一方的に決めつける」「話を

          よりよい人間関係構築の鍵は「尊重」という基本に戻ること

          「身近な夢や憧れ」は現在を豊かにする

          こんにちは、森田由美子です。   秋になっても夏日があったりしましたが、ちゃんと冬はやってきましたね。今年は秋がとても短かかった(ほとんどなかった?)ですが、11月中旬に行った上野公園で紅葉の美しさを愛でることもできました。季節を感じられるのは嬉しいものですね。 以前ハワイ大学で講義を聴講させてもらった時に、講師がロングブーツを履いていたのを思い出します。四季のないハワイでもおしゃれを楽しんでいる姿は意外でもありカッコよくもあります。 ハワイのような常夏の地で暮らすのに憧れま

          「身近な夢や憧れ」は現在を豊かにする

          相互理解のための心構え

          最近、TV番組の『パリピ孔明』を楽しみに観ています。実は、1カ月ぐらい前に、ずっと気になっていた『三国志』を読もう!と思い立ち調べましたが、小説を読破する根性が今は無いなーと思い、まずは漫画から読み始めていました。浅い知識ではありますが、当時の武将たちが武力のみならず知略を巡らして戦いを続けていく様は、実際は多くの命が奪われる痛ましい歴史ではありながら、さまざまな策が謀られるのは、読んでいて痛快です。現代はどうでしょう?ヨーロッパや中東で戦争が起きています。今の時代、知略を巡

          相互理解のための心構え

           『もうこの年だから』に縛られない生き方

          こんにちは、森田由美子です。 9月は敬老の日がありました。ニュースでは、素敵な高齢者がたくさん紹介されていました。そのおひとり、89歳の佐野誠一さん。世界最高齢のサーファーだそうですが、サーフィンを始めたのは80歳からとのこと。80歳でサーフィン、「もう80歳だから」という考えが頭をよぎってしまいそうです。私が80歳になった時に、何か新しい選択ができるだろうか、もうこの年齢だからと諦めることが増えているのではないか等、先の未来について考える機会をもらいました。 佐野さんだ

           『もうこの年だから』に縛られない生き方

          笑顔とリラックスの集中

          こんにちは、森田由美子です。   8月も残すところ数日になりましたね。 あなたにとって、今年の夏はどんな夏だったでしょうか? 9月も暑い日が続くと言われていますが、8月も末になると やはり、夏は終わったと感じます。                                                                                                   夏の甲子園も終わりました。高校3年の夏、中学校の時の同級生が出場して

          笑顔とリラックスの集中

          『くもをさがす』を読んで―自分が納得するということー

          こんにちは、森田由美子です。   西加奈子さんの『くもをさがす』を読み終えました。これは西さん初のノンフィクションで、カナダで癌が見つかってから治療をしていく過程が綴られていた日記をもとに「あなたにこれを読んでほしいと思った」ということで書かれています。   私は、西さんが読者に何を読み取ってほしいと思ったのか、そこに関心がありました。しかし、この本を読んでいく中で、一人ひとりにそれぞれの視点でメッセージが伝わるのだということだと理解しました。   私もたくさんのメッセージを

          『くもをさがす』を読んで―自分が納得するということー