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短編小説

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オリジナルの短編小説をまとめています。 お題を使用している場合は、作品の末尾に提供元を記載しています。 <更新頻度> 毎週日曜に定期更新。 加えて、気が向いたら不定期で投稿しま…
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お題提供元について

執筆にあたり、お世話になっているお題提供元の一覧です。 どのサービスを利用したかは、作品…

モリタサユウ
8か月前

【5分で読める小説】一億人オーケストラ

お題:なし --------------------------------------  目を覚ましたら、口からファの音が出…

モリタサユウ
1か月前
3

【5分で読める小説】そんな夢はバクも食わない

お題:つまらない眠り お題提供元:即興小説トレーニング(http://sokkyo-shosetsu.com/) ※サ…

モリタサユウ
1か月前
1

【1分で読める小説】まどろみの中の猫

お題:目が覚めると お題提供元:スマホアプリ「書く習慣」 --------------------------------…

モリタサユウ
1か月前
5

【1分で読める小説】哀れな電話

お題:哀れな電話 お題提供元:即興小説トレーニング(http://sokkyo-shosetsu.com/) ※サービ…

モリタサユウ
1か月前
6

【1分で読める小説】陽だまりからの便り

お題:日差し お題提供元:スマホアプリ「書く習慣」 --------------------------------------…

モリタサユウ
2か月前
4

【1分で読める小説】この道の先に

お題:この道の先に お題提供元:スマホアプリ「書く習慣」 --------------------------------------  この道の先に何があるんだろう。  立ち入り禁止の看板の前で、道の先へ目を凝らす。  道は雑木林へ続き、曲がりその先は見えない。  すると、がさりと音がして、道の向こうから人がやってくるではないか。こんな田舎には珍しい、痩せた若い青年である。薄鼠色の着物を着ている。  青年は私を見ると、ぱっと顔を輝かせた。 「いらっしゃい! どうぞこ

【1分で読める小説】いちばん遠い家出

お題:あきれた14歳 お題提供元:即興小説トレーニング(http://sokkyo-shosetsu.com/) -------…

モリタサユウ
2か月前
2

【5分で読める小説】思い出のサブスク

お題:グラタン、浴衣、サブスクリプション お題提供元:お題bot*(https://twitter.com/0daib0

モリタサユウ
2か月前
2

【5分で読める小説】さいあくな日

お題:最悪 --------------------------------------  最悪だ。大雨で職場へ向かう電車が遅…

モリタサユウ
3か月前
3

【1分で読める小説】天界でも人間界でも、やることは同じ

お題:どうあがいても何でも屋 --------------------------------------  天界ではたくさん…

モリタサユウ
3か月前
8

【1分で読める小説】ありきたりな殺人

お題:ありきたりな殺人 -------------------------------------- 沈黙する死体の間を歩く。…

モリタサユウ
3か月前
1

【1分小説】愛があれば

お題:愛があれば何でもできる? ----------------------------------------------- 「アヤち…

モリタサユウ
3か月前
4

【5分小説】深夜に一人、ただ歩く

お題:愛を叫ぶ。 -----------------------------------------------  めちゃめちゃ足が痛い。歩き疲れた。夜通し歩いていた。  なんでそんなことをしたのか。  終電を逃したからか。否。  誰かを探していたのか。否。  忘れたい恋があったのか。否。  理由はもっと簡単だ。歩きたくなった。それだけだ。なのに人には理解してもらえない。人はどこまで歩くことができるのか。試したくなったのだ。  これがマラソン大会なら沿道で声援もあった