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【1分で読める小説】陽だまりからの便り

お題:日差し
お題提供元:スマホアプリ「書く習慣」
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 ここに日差しはささない。だけどそれで良い。

 木陰から広場を見る。太陽の下でボールを追いかけてはしゃぐ子供たち。それはまるで、スポットライトの当たる舞台のようで。

「あんたにもあんな時代があったんだよ」
母が横から口を出す。
「そうだよねえ」
 今はもう、そこには出られないし、出たいとも思わない。

 シャボン玉が飛んでくる。明るい広場から、風に乗って日陰の私のところへ。

 まるで何かを伝えるように、
 私の目の前でぱちんとはじけた。