Tatsuro Morita

現世カジュアル勢。

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心の優しい皆様へ

 僕が19歳の頃にタクシーの運転手から聞いた話です。  話し手が中学生の頃、近所に一人で遊んでいる男の子がいたそうです。  その子は1人でいつもご機嫌そうに鼻歌を歌っていて、時折  「みつけた!!!!!」  と大きな声で叫んだかと思うとダッシュでどこかに走っていき、しばらくたつと元の位置へにこやかに戻っていくことを繰り返す不思議な子どもだったそうです。  そのことを何と無しに家族に話しても、そんな子は知らないと言われて何となくお化けなんだなと腑に落ちて近寄らないようにしてい

    • ホラー小説思いついたから書く

       母が失踪して5年が経った。  僕がまだ中学生の頃、自宅に帰るといつもいるはずの母がいなかった。買い物でも行っているのかなと気にしなかったが、そのまま帰ってこなかった。  警察から母のカバンが川辺から見つかった旨の連絡を受けたのはそれから1か月ほどだったと思う。  近所に流れている大きな川の岩場で見つかったこと。そこには靴も流れ着いていたこと。状況から判断して警察は川下を捜索していること。他にも細かなことを伝えられたような気がした。  数日たってニュースでも  「行方不明の主

      • 大好きな映画3選(MCUを除く)

         僕は映画が好きだ。  記憶している最初の映画の体験は小さい頃に金曜ロードショーでみたバックトゥザフューチャーの衝撃とワクワク感は今でも思い出せるほど鮮明だし、2を見てさらに度肝を抜かれたのを覚えている。  当時映像作品で見たことがあったのがアニメや、家族が見ていたドラマ(振り返れば奴がいるとか)の再放送ぐらいだった自分にとって映画との出会いは今後の人生の良いもの、悪いもののカテゴライズを変えるぐらい価値観を揺さぶられる経験だった。  家族みんな映画が好きだったように今となっ

        • パスタ楽しい美味しい

           とりあえずブロッコリーをチンする。適当に切る。フライパンにツナと一緒に入れてちょっと水入れてにんにくとコンソメと塩いれる。  程よく煮えたなーって思ったら水入れてパスタ乾麺のまま入れる。  パスタを茹でながら水分を飛ばす。水っ気が無くなってまだ麺が固かったら水少しずつ足す。最初に水を入れすぎるとスープパスタみたいになるのかな。  後は盛り付けて黒胡椒を思ってる3倍くらい入れたら簡単フライパン1つで出来るパスタ  適当にしかご飯を作ることをしないから、フライパン1つで出来る

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        • mtg
          1本

        記事

          恵那ちゃんに学ぶ人との付き合い方

           前述しておくと、僕はゆるキャン△にそこまで詳しくないしアニメと原作と実写と映画を1周した程度で、解釈はめっちゃ浅いと思うので、ライトユーザーの感想だと思って目くじら立てないでほしい。  先日ゆるキャン△の映画をやっと見た。  ネタバレは嫌いなため感想は省くがとにかく映画を見た。そこで改め強く感じたことがあった為、こうして文章を作る事にしたのだ。    結論、恵那ちゃんみたいに生きれる人間がはたしてどれだけいるだろうか。ということだ。  アニメで、みんながキャンプに行く算段

          恵那ちゃんに学ぶ人との付き合い方

          3000円握りしめてデッキを作ろうポケカ編

           お金というのは偉大だ。とにかく偉大だ。  カードゲームは金積めば強くなるなんて馬鹿にされることもあるが事実の部分もかなり大きく認めざるを得ない。 しかし!!!!金なんかねえ!!!! というわけで、なんとか安く強いデッキを組めないか探してみた。 安デッキ構築ルール ① 予算3000円 1枚30円が最安値と考えると30円かける60枚で1800円なため、それ以下で1からデッキを組むのは不可能と判断プラスアルファで3000円が妥当。なんとかして集めよう。 ② 基本エネルギ

          3000円握りしめてデッキを作ろうポケカ編

          強いデッキってなに?

           小学生の夏休みが始まると学童保育という施設は大変賑やかになる。朝7時30分から夜7時まで子どもがいるわけで、こうやってさぼりながら適度に仕事をするなんてことは夢のまた夢である。  目まぐるしく楽しむ子供たちと毎日を過ごしながらこのくそ暑い夏を謳歌する。  そんな日々も終わりようやく日々の平穏に戻ることが出来た。  夏休み中、子どもたちは各々おもちゃを持ってきたり、手芸や学童にあるボードゲームや卓球に興じる。その中で絶大な人気を誇るコンテンツがポケモンカードだ。  少し

          強いデッキってなに?

          より良い勝ちを求め、負けに慣れる。

           子ども相手に遊んでいると時々、勝てないのはつまらないという理由で不正やラフプレー、相手への暴言に走る子どもがいる。中には自分が勝てる相手以外を遊びに入れず、井の中の蛙状態に自らをする子どもなんかもいる。ところで物理的に走る以外に走るって漢字を使うのって正しい?まぁそれはさておき。  その度に勝ち負けのある遊びに身を置く事で、耐性が付くってのは絶対にあるだろうな。と思う。そんな話。  そもそも勝ち負けにこだわるのは悪いことではない。やるからには何でも勝ちたいと思うのは当たり

          より良い勝ちを求め、負けに慣れる。

          いたずらに対する正解

           僕は法人内の学童保育に勤めている。学童保育とは小学生を対象とし、共働き等で放課後一人になってしまう子どもたちを一時的に預かる場所だ。  そこで最近ちょっとした問題がおきている。  頻繁に起こるトイレでの悪戯だ。  具体的には、トイレットペーパーをロールごと便器に突っ込む。手を洗う部分にトイレットペーパーを詰めて溢れさせる。掃除用のブラシが窓から投げ捨てられている。などだ。  最近頻発するため、犯人探しをする意図を前提として伝え、このように子ども達に話をした。  や

          いたずらに対する正解

          カードゲームと数字力

           子どもたちと生活してると分かるのだが、遊びと子どもの能力向上は切っても切り離せない関係性だ。    当たり前っちゃ当たり前の話なのだが、毎日外遊びしている子はドンドン運動が出来るようになり、運動に関しては色んな事にチャレンジしていく。そしてまた出来ることが増えていく。とかく算数、数字力に限定するとカードゲームという遊びの性質はとても良いなと考えている。  某呪術師漫画よろしくの黒い光を放つ攻撃の経験者はその本質にたどり着けるってやつ。  そんなお話。  東堂好き。

          カードゲームと数字力

          インドア派。雨に屈す。

           自分がどんな人間なんてもんは一生かかっても分からない事なので、せめて自分がどこに生息するかは考えて生きていくべきだと思う。陸地に住むべき生き物が海で生活を余儀なくされたら食物連鎖のカーストは転落の一途をたどるだろうし、逆もまた然りだ。人間だって同じことが起こると考えるのは至極当然。  イチローと羽生善治どちらが素晴らしいなんてのは決して比べることが出来ない。活躍したジャンルが違いすぎてどっちが良いとかそういう話では無いし二人とも超すげえ。ただそれだけで終わる話である。

          インドア派。雨に屈す。

          mtg民のポケカレビュー

           皆さんはポケカやったことあるだろうか僕は仕事柄子どもたちとよくやるのだが、そのなかでmtg民的に明らかにぶっ壊れてるだろと感じて面白かったカードをいくつか紹介する。 ①博士の研究  子ども達でも簡単に手に入れられてかつ入らない理由を探す方が難しいカード。手札を消費しきれなくても墓地が増えて7枚引けるのは明らかにアド。意味が分からない。1枚で全てを解決してくれる意味不明カード。 ② スピード雷エネルギー  mtgで言うとセットランドしたらワンドローが付いてくる森くらい

          mtg民のポケカレビュー

          自己肯定感とカードゲーム

           僕は学童保育に勤めてなんやかんや10年が経とうとしている。そんな中少なからず子どもたちとカードゲーム(ポケカやデュエマ)をするのだが、その時に感じたことを駄文ながら書こうと思う。  そもそも子どもたちには枚数上のアドバンテージが取れるカードが強いという認識が薄い。反面超高火力、超耐久なカードは軒並み子ども達の評価が高い。  カードが増える=選択肢の増加=自分に有利な状況を作れる。  そんなカードゲーマーが当たり前に考えていることがイマイチ伝わり切らないのだ。  もち

          自己肯定感とカードゲーム

          ついに来た1マナドロー忍術

           僕が知りうる次元で一番カオスな、正確にはなっていた次元カミガワの再訪まで残すところわずかになった。個人的に期待しているカードをメモ書きしていく。  環境がどうとかではなく、好みの話をするので 「わかってねえなこのぼんくら」 とか思ったらそっ閉じしてもらいたい。  個人的にレガシーの忍者デッキ使ってて一番脳汁出るのが、種出して忍術して、種もう1回出すあのインチキ感だ。ヴィダルケンしかり百合子しかり忍術するには2マナ必要なので、2ターン目にその動きが出来るのはソプターが絡んだ

          ついに来た1マナドロー忍術

          K○○という町中華

           ところで皆さん町中華は好きだろうか?  僕は大好きだ。ほとんど毎日通ってた時期あるくらい町中華が大好きで、人生で一番通った料理屋さんも町中華だ。  今日はそんな人生で一番通った町中華「K○○」についてのお話。  店の名誉のために一応名前は伏せさせていただく。  言っておくがこの店が大好きだ。僕なりの愛情表現だ。 ① 餃子という常に増減している物体X  僕が一番頼んだメニューは間違いなく餃子定食680円だ。ほかの定食が800~1000手前位で構築されている中、破格の値

          K○○という町中華

          京都旅行においていかれた話

           聞こえがいいから自己紹介の時に「学生」と名乗っていたものの、実態は単位とか進級とかいう理の外にいた頃の話。おそらく19か20。  おそらくこの世で一番辺鄙な場所に鎮座していた我が学び舎は、とにかくセキュリティという点で終わっていた。  僕の友人の何人かは施錠という文化を捨てて久しかった。金も遊ぶ場所もない田舎学生は施錠のしていない空間で、ひたすら大乱闘スマッシュブラザーズに勤しみ、桃太郎電鉄を通して、自己研鑽に励む日常を送り、徐々に現世と乖離していく。所謂ゴミクズと化して

          京都旅行においていかれた話