見出し画像

BOOK REVIEW vol.053 革命のファンファーレ -現代のお金と広告-

今回のブックレビューは、西野亮廣さんの『革命のファンファーレ -現代のお金と広告-』(幻冬舎)です!

先日、西野さんの『夢と金』を読み終え、切れ味の鋭い言葉、視点のおもしろさ、お話の分かりやすさにすっかりファンになってしまったので、2017年出版の『革命のファンファーレ-現代のお金と広告-』もさっそく購入しました^^

サブタイトル“現代のお金と広告”という言葉の通り、話の背骨にあたる部分は、お金と広告。商品や作品などを販売する際の戦略の立て方や広告の打ち出し方、そこで必要になってくるお金の生み出し方や使い方などが記されており、読んでいてとても勉強になる内容でした。とくに、“常識”にとらわれない西野さんのアイデアと行動力には驚くばかり。常識にとらわれやすく、前例のないことは怖くてできない・・・そんな私にとっては、もう尊敬の念しかありません。

本文では主に、西野さんが手がけられた絵本『えんとつ町のプペル』や、本作の『革命のファンファーレ-現代のお金と広告-』の販売戦略を例に挙げて解説されています。西野さんの広告の打ち出し方やお金の生み出し方は、業界に根付いた「普通はこうだよね」といった既成概念を覆す、とても斬新なものばかり。たとえ前例がなかったとしても、西野さんの中には「これだ!」という確信や根拠があり、結果的に大きな話題となり実績も残されているので、「すごい(語彙力😇)」としか言いようがありません。

そして、その商品や作品を少しでも遠くに届けるために、はりめぐらされた“仕掛け”の数々。あの手この手を使い、自分一人で宣伝するのではなく、自分以外の多くの人を巻き込み、その人たちに宣伝してもらうという方法も、7年以上前からそのアイデアが浮かんでいたということを考えると、やはり西野さんは時代の先端を行く方であり、何もないところに道をつくっていかれる方なのかなと思いました。

私にとって心当たりがありすぎてグハー!ときた一説をご紹介します。

人には得手不得手があるのだから、アイデアや体力や特殊な技能は補完し合えばいい。
なんでも一人で完結しようとして、相互補完の流れを断ち切ることのアホらしさよ。
そもそも、一人で完結できる前提で頭を悩ませていることが、おこがましい。

『革命のファンファーレ -現代のお金と広告-』より引用

何でもつい一人で完結させようとして、頭を悩ませている私。考えすぎて、行動を起こせないのも事実です。西野さんの「革命」の数々に感化されながら、私には一体何ができるのだろうか?と自問自答しつつ、一冊を読み終えました。受け身のままではいけない。頭で考えてばかりでもいけない。とにかく「行動」していこうと気が引き締まりました。私の人生の主導権・決定権は、私にあるということを再認識し、私も私の“革命のファンファーレ”を鳴らしたい!という意欲がむくむくと湧いてきたのです。

常識にとらわれている自分。
周りの目が気になって仕方がない自分。
考えて考えて考え過ぎて動けなくなっている自分。
動けない理由を「環境」のせいにしている自分。
一歩踏み出せない理由を「勇気」のせいにしている自分。

・・・延々と続く“動けない理由探し”はもう終わりにします。


この記事が参加している募集

#読書感想文

189,023件

#わたしの本棚

18,149件

サポートいただけると、とっても嬉しいです☺️いただいたサポートは、書籍の購入費に使わせていただきます📚✨