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最近見た夢を覚えていますか? 『一人の男が飛行機から飛び降りる』

私は覚えていないです。

バリー ユアグロー (著)、柴田 元幸 (翻訳)『一人の男が飛行機から飛び降りる』( 新潮社、1999年)

一人の男が飛行機から飛び降りる。涙を流しながら、靴箱いっぱいのラ ブレターを空中に投げ捨て……/魚を先祖にもつ女の逸話/世界で最後 の煙草を持った男が、ブロンド女からマッチを手に入れようと苦労した 物語/サルタンのハーレムを警備していた私が、テントの中を覗き込ん で見たものとは……などなど、あなたが昨夜見たかもしれない、リアル でたのしい悪夢、149本の超短編。

新潮社WEBより


1話あたり1ページ〜6ページ程度のショートショートがたくさん集まっている本です。悪夢的なショートショートと言われている通り、脈絡がなく性的なものがでてきたり変な展開になったりします。一つひとつが短編のプロットのようで、たまにちゃんとした物語のようなものがでてくるので気に入る話を探してみてはいかがでしょうか。

「スープの骨」「谷間」「大人たち」の話が気になりました。父親が美少女になるという展開、急に日本のマンガっぽくなっておもしろかったです。こういうのとか↓

では。


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