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初の年下総理となるか?

自民党総裁選で次の総理総裁は進次郎でほぼほぼ決まっているという話がある。それについて別段意見は無いのだが、まあ河野太郎になるよりは良いだろう。ただ奇妙なのは、普段は「政治家も総理も誰がやっても同じ」「誰がやってもどうせアメリカの傀儡」みたいな意見が多勢なのに、いざ進次郎総理が現実味を見せてくると「進次郎になったら日本が終わる」という意見が多勢になってきた、という事。

要するに「誰がやっても同じ」は本心でなく、「この人に託したら日本が良くなる」と期待できる人材がいる、というのがやっぱり本音で、何だかんだまだ多くの人がニヒリズムに侵されてない、政治に希望を捨てきれてない、という本心がよく見えた。

近年で若くして総理になったのと言えばやはり安倍政権(第一次)で就任時は52歳。その前の小泉内閣で重用されるまでは大した実績もなく、就任後もKYだの軍国主義者だのと罵倒され、胃腸を痛めてすぐ辞めてしまった。ところが民主党が下野して第二次政権として返り咲くとメディア関係者と会食し、笑っていいともに出演し、桜の会で芸能人を籠絡し、政権への批判を封じることで長期政権を築き上げた。

最近では進次郎を「血反吐が出るくらい嫌い」とまで公言する芸人がいるそうだが、それだって一度権力を握ってしまえば、桜の会でころっと安倍に靡いた芸人のように、どう変節するかわかったものでない。それくらい大衆というのは風見鶏で、移ろいやすく、言いっ放しで信用ならないものでもある。

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