全世界の精神科病床の5分の1は日本にある。
日本にある精神科病床数(34万床)は、世界の精神科病床の5分の1にも相当している。それだけでも身の毛がよだつ戦慄を覚えるが、厚労省によれば精神病床における身体拘束(四肢が全く動けない状態)の最大日数は5663日(15年半)にも及ぶものだったという。この歪んだ構図の元凶のひとつが医療保護入院の制度(精神保健福祉法)で、精神科救急病棟が6割埋まってると高額診療報酬が出るという、まさに利権構造そのもので、よく言われる精神病院に入ったら薬漬けで出られないというのはこのためだろう。 安