日常のカオスと疲弊。

これはただの愚痴。
普段は書きたくない話。
溢れすぎたから書いてみました。

……


認知症の祖母。
ゆっくりゆっくり、でも確実に進行している。

ものすごくテンションが高い時が多く(それはそれでありがたいのだけど。)
自分の世界に入り込んでいる時が多くて、
独り言・自分との会話・歌う・鼻歌…
お手洗いの失敗・耳が遠い

正直なところ、気が狂いそうになるときがある。たまに、お風呂に入れたり、爪を切ったり、、素人ながらやる。当たり前に。

家に居ると、日によっては、ずーっと歌う、話す。寝ていても、いきなり起きて歌う。
ご飯を食べていても、目についたものを全部読み上げる、フンフン♪鼻歌歌いながら食べる。

気になりだすと、、もう、テレビをみたくてもうるさいし、父の機嫌が悪いと怒りだすし、ピリピリと食卓が地獄になる。
おまけに妹も目が悪いから、うまく食べられないときがあり(本人が一番辛い。できることは対処してる。)空気も読めないため、言わなくていいことを言わなくて言いタイミングで言う。
もっと地獄になる。
お通夜みたいな、と比喩されるけれど
そんな悲しみの静けさとはまた違う。
敏感な人にしか分からないような、怒りと恐怖と哀しみの見えない空気が張りつめた空間。

結局、誰も悪くない。
皆、人間だし、それも家族だから毎日ニコニコしてるなんてこと、ない。

目が悪いうえに、知的障害で理解できないことや出来ないことが多い妹。
制限のある生活が、どれほどの苦痛なのか想像するだけで悲しくなる。
けれど、甘えてばかりの態度をとってくると、もう…

皆、自分のペースで生活が出来ていない。
それに、この自粛期間。
私がたまたま、無職になったから今は回っているけれど…
色々重なると、ほんとに、気が狂いそうになる。
介護疲れ。家族疲れ。

寝たいのに夕食の片付けが終わらない。
お風呂に入りたいのに祖母のお世話。
自分の部屋にこもりたいのに、妹のこと。
お姉ちゃーん!また呼ばれる。


家族なんだから。
娘だから、姉だから、孫だから。
そんなものに括られて日々の疲弊が重なっていく。

おまけに、慢性の肺疾患で今は、酸素をつけている妹。
寝るセッティング、日常のセッティング何にしても手がかかる。目が見えないから自分でできない。白杖片手には運べない。


陽気なのはいいことだけど、
妹は妹で…
歌う、踊る、目が見えないから不安になるのか、ずっと話しかけてくる。
理解できないことが多いから何度説明しても伝わらないこともある。
頑張ってることも、家族のためにやってくれてることも、重々理解しているけれど
私は聖人でもなく、良い姉でもないので、毎日本当に申し訳なく思っている。


皆が皆を想う気持ちが、うまく循環しないとき、疲弊がまたカオスを呼ぶ。


祖母も妹も ありがとう。って言ってくる。
本人が一番辛いんだけどな。
両親も ありがとう。って言ってくる。



誰も悪くないんだけどな。




祖母が1人でフンフン♪歌い、ぶつぶつ話し、妹は妹で突然歌い、くねくね踊り
お姉ちゃーん!お母さーん!と話しかけ、
犬は犬で、抱っこしてー!と跳び跳ね回り、
俺お腹すきましたー!俺トイレいきたいですー!扉開けてください!と主張しなが付いて回り、物音がする度にワンワン!いう。
そんな空間で家事に終われる母と私。
怒る両親に怒る私、もうその場はカオスそのもの。

客観的にみたら、笑っちゃう。

家族ってなんだろう。


寸劇か。


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