『じぶんへの本当のご褒美は断食』のススメ。
頑張った日は、
じぶんを労いたい。
例えば、
今日はプレゼン頑張ったし、
そんなじぶんへのご褒美に
ちょっと奮発したスイーツ買っちゃおうかな~と
仕事帰りにデパ地下に寄ったりとか。
またある日は、
今日はクレーム受けてクタクタだから
コンビニの新作スイーツ買って帰ろ~などなど。
『ご褒美 = スイーツ』
の黄金の方式を、
人生で採用したことのあるひとは
けして少なくないはず。
かくいうわたしも、
長文メールを返信しただけで、
チョコレートを口に放り込んでいた。
▷断食の翌日に起こったこと。
そんなある日、
追い込みの仕事で忙しく、
昼食をとるタイミングを逃していた。
そのまま夕方になり、
ふっと、『きょうは夜ごはんも、なしにしてみたらどうだろう』と
思い立った。
わたしはふだん
朝食を食べないことが多く
むしろこの日はデトックス日ということにして、
忙しさで紛れた空腹に悩まされることもなく
楽に1日断食をこなせたことが
ちょっとラッキーでもあった。
そして
次の日。
ふだん通り仕事をしていて、
とある違和感に気が付き
ふと仕事の手を止めた。
アレ?
背中の真ん中が、
ちっとも痛くないんですけど。
わたしはこの数カ月間、
まいにち
背中の真ん中に
小石が食いこんでいるような
痛みをかかえていて、
その痛みを解消しようと
じぶんなりにストレッチをしたり、
湯舟にゆっくり浸かってみたりと
多少のやれることを試みるものの、
なかなかしぶとい痛みは
治まらなかった。
もはや、
背中が痛いのが
じぶんの通常運転になっていたので
“常に痛いのが当たり前”のからだになっていた頃だった。
断食の絶大なる効果たるや…。
たまたま偶然だろうか?
いや、でも断食は、
内蔵を休ませ、
消化の負担がないため
代謝にエネルギーをまわすことができるので、
健康にいいとよくきく。
それに
3~4年前、
わたしは週一断食を2カ月間
おこなった経験があり、
そのときから
断食の効果は実感していた。
し、ひそかに信頼をよせてもいた。
(アレルギー性鼻炎、生理痛の症状は寛解し、顔の肌がピカピカしていた)
それ以降
定期的に1日断食をとり入れてもいいかも ♪ と
思ったりしていたものの、
時が経つにつれ、
『今日はファスティングするぞ!』という勢いを
失っていた頃だった。
食べちゃうのだよね、いろいろ。お菓子とか。(顔の肌のピカピカは、即座に失われた)
そんな時の、この体感での実感。
背中の痛みが、ない。
あの、起床した瞬間からの
不快な痛み。
つねに鈍く痛み続け、
ユウウツをつれてきていた痛み。
正直、邪魔くさかったあの痛み。
そんな痛みが、まったく無い!
なくなった。
消え去った。
わたしは、
からだの全細胞に向かって言った。
「心からのありがとう!」と。
▷たまたま断食推奨。
断食って、
じぶんとの闘いになることが
だいたいなのだろうなぁ、と思う。
孤独な闘いであります。
この飽食の時代に、
なにも食べないのもつらいけれど、
そもそもなにも買わない、のもつらかったりするのでして。
仕事帰りにふらっとコンビニに立ち寄る習慣があるひとは、
この、“何も買わない日”、というのが
すでにハードル高し、であると思っている。
“まずは何も食べない”、の手前の“何も買わない”、が少々難しい。
ここは根性の見せどころであり、
「健康にもなれて、節約できるし!」を胸にかかげ、
いつものコンビニやスーパーの前をスルーするしかない。
ファスティングと言えば、
酵素ジュースだけを取り入れる、や、
飲み物はOKみたいなやり方もあるけれど、
わたしの場合、
味の付いた美味しいものを口にしてしまうと、
けっきょく、「もうちょっと、もうちょっと」と
ちょっとずつ食べてしまう典型的にダメな奴であるので、
本来『水のみ摂取OK』が理想だけど、
それはそれでひもじさに挫けがちなため、
個人的に
水、お茶、カフェインレスのブラックコーヒーのみはOK!
などにしたほうが、やりやすかったりする。
あとは、
1日断食を決行しやすいのは、
『忙しい日を選ぶ』などかなぁ、と思う。
忙しくて、つい偶然なにも食べなかった“たまたま断食”は苦悶がないのでオススメ。
▷断食に必要なこと。
さて、
とは言え、にんげんの食欲の欲深さは言うまでもなく。
じぶんとの闘いに勝てるように
断食グッズがあればいいのではないだろか、と考えてみた。
酵素ジュース以外に、
なにかアイテムのようなものがあれば
1日断食も心強いのでは。
食欲に負けそうな時にながめると気が休まる断食専用マントラ。
断食応援Tシャツ。
食べた気になれる断食箸。
アラ不思議、のぞくと顔がすっきりして映るモチベ爆上がり鏡など。
いろいろ考えてみた。けれど、どれも流行らなさそうだ。
そしてそんなに、儲からなさそう。
儲からないものは、流行らない。
断食は、誰も儲からない。
なぜなら
なにも必要なくて
ただこの身ひとつ、
いつからでも
いつでもできる。
(前日に小食にしておく、など少しの準備はあるけれど)
この“じぶんの体ファースト”の
1日を設けて
じぶんの食べたい欲求は
1日脇において、
全身の約37兆個~60兆個の細胞たちに
すべてをゆだねて、
森ノという人格は
いったん奥に引っ込んで
細胞たちの本来の働きを引き出すために
どうぞよろしくお願いしますという気持ちで
すがすがしく
食を断つ。
たったの1日でいい。
これが
じぶんに対しての
本当のご褒美だと、思えてしまうのです。
でも“森ノ”がすぐに
「あー、食べたい!」とかって考え始める。
いつだって、“森ノ”だけが、邪魔。
この体に、“森ノ”だけが余計だなぁ、なんて思ってしまう。
全細胞の前では。
☕︎ Have a nice day! ☕︎
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