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今日の1枚「おじさんに寄り添ってみる」

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森美樹の部屋 小説家・タロット占い師 (hp-ez.com)


タロットカード1枚引き。
シャッフルして左手で選んだカードは。

『カップ 9』正位置。


一昔前、私はおじさんによくモテた。
令和のおじさんは、枯れオジという言葉があるようにいい塩梅で風情がある。
若い男性よりも、ねっとりしたやさしさもありそうだ。
令和のおじさんにモテてみたい。
(私は令和のおばさんだから無理かな…)

一昔前のおじさんは、ハ⚫️でデ⚫️、さらにク⚫️イ人が少くなかった。
言っちゃ悪いが、カップ9に描かれた男性も、一見してそのタイプだ。
ク⚫️イかどうかはわからないが、安い香水をバシャッとつけていそう。

でも、一昔前のおじさんはやさしくて、お金持ちが多かった。
おじさんにモテる自分を、私はどこかで卑下していたので。
(同世代の男性からは目をかけてもらえないというコンプレックス)
うまくあしらうことも、うまく媚びることもできなかった。

ただ不器用に(卑屈に?)笑って、そそくさと逃げるだけだった。

とはいえ、おじさん相手のバイトもしていたから。
(以前cakesやウートピのエッセイでも書いたが、AVビデオ会社の事務をやっていた。ごくたまに写真を提供をしたりビデオにも出た。AV以前の範囲で)
適度にうまく立ち回らねばならなかった。

会社の社長には、よく叱られた。
ブスだの何だの、令和だったら完璧コンプラ警報鳴る文言をぶつけられた。

まあ、でも、今にして思えば、あれは愛の鞭だ。
素質というか、私がどうでもよかったら即座に放り出すだろう。

あの時お世話になった社長も。
ハ⚫️でデ⚫️だった。
でも愛情もお金も持っていた。

時は戻り、令和。
一昔前よりも厳しい時代だ。
お金は、一昔前よりないかもしれない。
(ていうか、貧富の格差がひらいているんだよね)
でもきっと、愛情とやさしさはたっぷりだ。
ブスだの何だの、暴言も吐かない。
思っていたとしても、吐かない。
だって、枯れ、ているのだもの。
枯れたくないけと、枯れている。
お金がなくて、枯れていたら。
あとは本質しかないじゃないか。
そこからが勝負でしょう。
(これは女性にもあてはまるね)

おじさんには寄り添ってみよ。
という格言はないが。
おじさんというのは、いつの時代もも懐が深いのかもしれない。

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