見出し画像

【就活の悩み】社会人になれるか不安

▼大学生からの質問
企業で働くのは学校の授業とは全く違うとよく話しに聞く。そして、周りの先輩や兄からもとても忙しいや、やめたいという 言葉をよく聞く。就職して社会人になるのはかなり不安だが今回の話を聞いて少しだけ頑張れるような気がした。 ただ正直なことを言うと社会人になる恐怖よりまず社会人になれるのかという恐怖のほうが大きいです。

社会人になれるかという恐怖を感じているのですね。
それはとても不安だと思います。あなたの不安や恐怖がどのようなものなのか、具体的には分かりませんが、就職活動というものが間近に迫ってきている今、その不安は日に日に高まってきているのかもしれませんね。
とても怖いと思います。

不安を少しでも和らげるためには、知ることが大切です。
もちろん、完全に知ることなど、誰にだってできません。
でも、就職活動をする際に大切なことの一つに、会社の規模や知名度、待遇面だけで選ぶのではなく(もちろん待遇面も大事ですが)
その会社がどんな未来を目指しているのか?
どうして今の事業を選択することになったのか?
そんな企業の未来や、想いを知ろうとすることも重要だと僕は考えています。
あなた自身が社会人になれるかどうかと考えるのは、もしかしたらあなたは会社に選ばれるかどうか?という、「選ばれる側」の視点で考えてしまっているからかもしれません(もちろん違うかもしれませんが)。

ただ、一度試してみてはいかがでしょうか?自分を「選ぶ側」の視点においてみるということを。
どういうことかというと、まず最初にあなたが大切にしている価値観について考えてみることから始めてみてください。どうするのかというと、まずあなたが「嫌いなもの」「許せないと思うような社会事象」について考えてみることです。

例えば、弱いものイジメや差別が許せないとしましょう。
いつもそういうニュースを見て心が痛むとしましょう。
次に、どうしてそのようなことが起こるのか?ということについて、色々と調べてみましょう。
そして次に、そのような問題に様々な形で取り組んでいる会社やNPO、教育機関などを探してみましょう。
せっかくだったらそんな会社のインターンシップや、アルバイト、あるいはボランティアに参加してみるのもいいかもしれません。

自分の中にある価値観や問題意識に対して、真剣に取り組んでいる組織に飛び込むきっかけになるかもしれません。

例えばIT企業といっても種々雑多、様々な会社があります。一つ一つの会社が、どんな「社会のお困りごと」を解決しようとしているのか?どんな想いで事業を営んでいるのかを知ることで、就職するという行為の持つ意味や価値が変わってくるかもしれません。
もちろん、会社に入ると仕事の9割は「想いに溢れた仕事」とは乖離しているかもしれません。
仕事の多くは、淡々とやるべきことを積み上げていくことに費やされます。だた一点、その淡々とした積み重ねの先に、どんなゴールを描いているのかという「未来」が見えているかどうかによって、日々の仕事の日常は大きく変わるはずだと僕は思うのです。
だから、今のうちに一度自問自答してみてください。
自分の中に眠っている価値観を探してみてください。
よくあるような「好きなもの」「やりたいこと」を探すというやり方もありますが、僕は「嫌なもの」「許せないこと」を、普段あなたが見て、感じている日常の中から探すことは、自分の価値観を教えてくれる大切な感情なのではないかと考えています。
答えになってはいないかもしれませんが、もしよかったら一度試してみてください。


▼森憲一の著書はこちらから
https://3rd-stage.jp/books/

▼動画版はこちら