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大学を卒業する1週間前まで就活が終わらなかった話【その1】
これは、就活に挑んでいる21卒、これから就活に挑むことになる22卒の学生に対して、僕の経験を伝えるために書きました。
初めまして、こんにちは。
森林です。[もりばやし]と読みます。
周りの友達からは「もりば」と呼ばれることが多いです。
ちなみにもりば(moriva)はイタリア語で「死んだ」って意味になるらしいです。最近知りました。
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(Shibo shimashita)
現在、都内のITベンダーにてエンジニアをしています。25歳になりました。
いつもは「面白い文章を書く」という目標のもと、noteを更新しています。
普段はこんなふざけたnoteを書いているのですが、今回は僕の長くて苦しかった就活の話を書こうと思っています。
とにかく、就活が終わらなかった。
タイトルのままですが、僕は大学を卒業する1週間前まで就活が終わりませんでした。
卒業式は2020年3月23日の月曜日。
今の会社から内定を頂いたのはその1週間前の3月16日でした。我ながら遅過ぎて引く。
僕は、それまで就活を全くしていなかった訳ではありません。
寧ろその逆で、ちゃんと就活をしていました。
説明会は2年生の時から参加していたし、就活に対する意識は高い方でした。
それでも、就活が全然終わりませんでした。
最終的に説明会は50社以上、面接は100回近く受けました。
僕なりに就活に取り組んだ結果、大学を卒業する1週間前まで就職先が決まらなかったのです。
僕は1年以上かけて、就職先を探していました。
では、なぜ卒業の1週間前まで就活が終わらなかったかったのか?
それをこれから話していこうと思います。
自己紹介
まずは、僕がどういう学生だったのか説明します。
・千葉大学の教育学部に通っている20卒の大学生。
・教員を目指していたが、教育実習の末に断念。(詳しい話は割愛するが、自分の覚悟の無さが理由)進路を一般企業への就職に絞る。
・地域の小中学生の勉強を支援するサークルに所属。
・中学生の時から合唱を10年間続けている。大学生になってから、同じ高校の卒業生で合唱団を作った。
・某有名小売店で2年半アルバイトしてる。
・ロックバンドのライブやフェスが好き。CDJ、ラブシャ、京都大作戦。
・趣味は読書、映画鑑賞。
・お昼寝が好き
他にも1週間のボランティアツアーでカンボジアに行ったり、塾講師のアルバイトを1年間続けていたりしていましたが、大体こんな感じです。
留学も浪人もせず、普通の毎日を過ごしていた大学生でした。
将来のことをぼんやりとしか考えず、毎日が楽しければそれでいいや~!飲み行こ〜〜!と過ごしていた僕は、就活中にこんな風に思い悩むようになります。
「サークルもアルバイトもちゃんとやってたけどこれといったガクチカは無いし、誇るべき長所や戦える武器も無いな。
そもそもやりたい仕事が分からないぞ??」
僕は本当に、将来やりたい仕事が分かりませんでした。
【ある程度のお金が貰えて、幸せに過ごせれば仕事は何でもいい。】
こんなことを思いながら就活に挑もうとしていました。
僕は、合説でベンチャー企業のブースに行った時に、新卒3年目っぽいお兄さんにキラキラした目で「君の夢は何だい??」と聞かれても「いやあ……どうですかね」としか答えらないような大学生です。
正直(夢とか言われても……いやぁアツいっすね……)とか思ってました。バカにすらしていました。
とにかく僕は、将来の夢、10年後の自分が何をしているのか、自分に向いていること、どんな仕事がしたいのか?など、
本当に何も分からない状態でした。
しかし同時に、こうも考えてました。
「まあでも大学は国立だし、サークルもアルバイトもちゃんとしてるし、コミュニケーション力は高いし、どこかの会社には受かるでしょ~。入社して、もし合わなかったら辞めればいいや~。」
ザ・根拠の無い自信です。現実逃避と言い換えてもいいかもしれない。
国立大学の学生でも、サークルやアルバイトを経験していても、人並みにコミュ力があっても、就活は受からない。
そのことを、僕はまだ知りませんでした。
ここから、僕の長くて苦しい就活の話が始まります。
イベント会社でのインターン中にメンタルを折られた話や、僕の誕生日に第一志望のお祈りメールが届いた話、就活中に出会った沢山の社会人の方々についてなど、数々の体験談と一緒に書いていきます。
僕の話を読んで「こうはならないようにしよう」「私はまだマシかも」と反面教師として扱い、就活へのやる気が出るようになれば嬉しいです。
2018年3月。大学2年生。
大学の友達と一緒に19卒向けの合同説明会に参加する。
大した収穫は無かった。
帰りに観たグレイテストショーマン、めちゃくちゃ面白かったなぁ。
2018年8月。大学3年生。
夏休みに1日インターンに参加する。
知らない学生と課題に対して協力するのは楽しかったけど、身になっている気はしなかったな。
これ以降インターンには1つも参加しなかった。
2019年2月。大学3年生。
教育実習を終え、進路を一般企業に絞った僕は本格的に就活を始める。
マイナビアプリを通じて、デジタルマーケティングのベンチャー企業の選考を受けることにした。
その会社を選んだ理由は、「急成長」「若手が活躍」「本気のビジネス」「ベンチャー」のようなキーワードと、会社のHPのキラキラした雰囲気に惹かれたからだ。
1次選考は、会社説明会と1次選考がセットになっているタイプだった。
マーケティング界隈では有名な会社らしく、僕の他には早慶マーチ、地方の国立大などの有名大学の学生が15名ほどいた。
30分ほどの会社説明の後に、売り上げの収支や利益に関する問題を解かされた。割と難しい問題だったが、さっきの説明会で使っていた公式を使うのでは?とひらめき、ダメもとで計算してみると見事正解することが出来た。レイトン教授を全履修していて良かった。
しかも、正解したのは僕だけだった。
僕は、早慶マーチの学生が解けなかった問題に正解したことで、完全に勘違いをすることになる。
「なんだ、僕は出来るやつなんだ」って。
勿論1次選考は通った。
僕は初めての選考ながら、2次選考に進むことになった。
それまで選考を受けたことが無かったのにいきなり結果が出たことで、「1次選考ってこんな簡単に通るんだ、なんかこのまま2次も通っちゃうかもな~」と安易に考えていた。
僕のふわふわした就活観が、2次選考でぶっ壊されるとも知らずに。
【お知らせ】5月21日の文学フリマに出ます
5月21日に文学フリマにて本を販売します。僕が書いた小説が3つ、友人が書いた小説が3つ。それぞれのエッセイ3つを合わせた全300ページの小説です。タイトルは「無自覚デコンストラクション」。著者名は25歳ズです。
TwitterのDMにて取り置き予約を受け付けていますので、是非ご連絡ください。
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