パラレルワールドが生まれるのだ(中華屋にて)
レバニラが食べたい。もう、完全に、レバニラを迎え入れるための口になっているし、レバニラの全栄養を吸収するための体になってしまっている。一刻も早くレバニラを摂取しなければ。そんな日曜の昼間(寝起き)。
レバニラで米をかきこむ、幸福な未来を想像しながら、十分ほど原付を走らせ、吸い込まれるように駅の近くの中華屋へ。
カウンター席に腰を下ろし、水をひとくち。レバニラ定食を注文することは決定事項なのだが、とりあえずメニュー表には目を通す。
だが、これが大きな間違いだった。メニュー表に