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地球と仲良く食事しよう

フードカルチャー誌『RiCE』。
今回の特集はエシカルフード・カタログで表紙のコピーは「地球と仲良く食事しよう」です。素敵。

本日発売ですが一足先に読ませていただきました。
…正直めちゃめちゃ読み応えあります。
どのトピックも素晴らしいですが、特に個人的に「うぉー!」と思ったページをご紹介。

▼おすすめページ

・P22:漫画家鳥飼茜さんのエッセイ
    「終わりかけの世界で隣人を愛するということは。」
・P32:森山未来、食の未来に思いを馳せる
    本当の自分自身を持続させていく方法とは?
・P56:ヴィーガンという「表現」について
・P82:「フードロス」ってなんだろう?
・P94:マクドナルド動いています。

まず鳥飼さんのエッセイ。
私が思っていたことを読み取って書いたんかな?と思うほどに自分の思考とリンクしていて。ビビビっと痺れる感じ。
森山さんの言葉はとっても素直で透明感があってステキでした。
ヴィーガンという「表現」については3人の料理人がそれぞれの視点で語っているのですが「表現」の部分がキーワードになっていて、視界が広がりました。
「フードロス」ってなんだろう?は冒頭にも書いたように企画したページです。詳細は後ほど。
マクドナルド。見る目が変わります。

▼初めての企画・執筆
そして。今号の『RiCE』はどの特集もテーマも素晴らしい中。
フードロス企画ページを フードスコーレ校長の平井さんと共にディレクション・ライティングいたしました。
初めて書籍作りに携わり、企画から執筆までさせてもらいました。
私が関わったのは10ページ。
たかが10ページなのですが、まぁしんどい。笑
「楽しそう〜」と気軽な気持ちで引き受けたものの、実際稼働してみるとハードな数日間を過ごしました。

まずは構成。
聞き馴染みはあるけど馴染みはない「フードロス」を、どうやったら拒絶せず読んでいただけるかをぐるぐる悩み。。。

コロナの影響がある前からうすうす感じていましたが、このような状況下になったことで、より「フードロス」という言葉がトレンドワードになっていると感じています。「エシカル」や「サスティナブル」「SDGs」もそうかなと。
どこかで聞いたことはあるし、”なんとなく”知っている。
そして、それに携わってる人は”なんとなく”すごいみたいな風潮がある。

「へー」「そうなんだー」「むずかしそー」「すごいねー」とかじゃなく、自分ごととして考えてほしい。
でも、押し付けたくない。
どう伝えればいいんだー!ぐるぐるぐるぐる。

紆余曲折を経て”フードロスの過去・現状・未来”を一つの軸として構成とすることにしました。
(何が起きているか把握する)→(その事象に向き合っている企業やプロジェクトを知る)→(これからのフードロスについて一緒に考える)という3部構成です。
ふぅ。構成が終わったら次に待ち構えるのは実際の取材、対談、ライティングです。
今回取材をした方はフードロスという課題に向き合いながらも前を向いている人たちばかり。(あえてそういう人たちをピックアップしたのだけれど)話を聞いていてワクワクしました。
ただ、お話はとっても面白くても、それぞれのよさを引き出しつつ過小評価にならないことはもちろん過大評価しすぎないよう、限られた文字数の中でライティングすることが難しくって、もがきあがき。。
特に大変だったのは最後の対談。あえてフリートークにしたのですがもう個性の強い二人なので見開き2ページなのですが、おさまらない〜〜!
でもその悩んだ分、伝えたいことは伝えられたんじゃないかなと思ってます。

初めてのおつかいならぬ、初めての書籍づくり。
ドキドキしながらも楽しんで取り組むことができました。
こんな機会をくださった編集長稲田さんありがとうございました。

▼さいごに
今回書籍づくりに携わって思ったこと。
世の中の出版社の偉大さを改めて感じました。
毎号毎号こうやって悩みながらもいいものを世に送り出すために頑張ってるんだなぁ。
私たちに考えるきっかけを与えてくれる本に改めて感謝した次第です。

今回の『RiCE』は、これからの食を考えるきっかけをくれる一冊だと思います。全力でオススメします!ぜひ読んでみてください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4909792120/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_6SQJEbBYSCCDR

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