見出し画像

バタ足の速度と予後寿命

マスターズの世界では
結構嫌われ者な存在「バタ足」。

レッスンのときに
ビート板を持ってくるだけで
「え!?」と嫌な顔をする人もいます(笑)

キックと言っても
平泳ぎやバタフライのキックよりも
バタ足や背泳ぎのキックの方が
動きが細かいため、
「苦しい」のですが、
その分「心肺機能の強化」には
非常に役立ちます。

バタ足や背泳ぎのキックは、
前に進む力を生み出すことと、
身体を浮かせるという役割があります。

キックが苦手で…という方は、
最近のブログで取り上げていますので、
気になる方はこちらをご覧ください。
※新たなキックの世界が広がると思いますw

さて、
話は少し変わりますが…

最近の研究で
「歩く速度の低下率と
予後寿命には相関がある」
と、言われています。

これは、
歩行に関わる脚の筋力が低下すると、
活動量が低下し、
心臓の機能も低下しやすくなることを
示しています。

ちなみに私個人的には、
「選手生命と、
キックのスピード・耐久力にも相関がある」
と、感じています。

ここでいう「スピード・耐久力」とは
「他人と比較して速いか遅いか?」
ということではなく、
「個人のキックのスピードや耐久力が
落ちていないかどうか?」
…ということです。

実際、
1分以内の全力運動では、
プルよりもキックの方が、
より多くの酸素を消費します。

バタ足で25mを泳ぐと辛いという方もいるので、
私のレッスンでは12.5mだけでも良いから
全力でキックして、
残りの12.5mはウォーキングで呼吸を整えて…
と、いう練習を行ったりします。

中には、
キックを頑張ると
すぐに足がつってしまう…
という方がいます。

そのような方の中には
漢方の68番(芍薬甘草湯)を
愛用されていたりしますね。

実は、特別な理由がない限り
足つりの主な原因は
その練習が原因というよりも、
「その前日」や「前夜」にあります。

ずっと座ったままの姿勢だったり、
脚を冷やす行為があったりして、
「足の血流を悪くした」結果、
翌日の練習が引き金となり
足がつってしまう…
という流れがほとんどです。

何故か私だけよく足がつる…
という方は、
まずは脚を温めたり、
座りっぱなしな私生活の見直しを
オススメしております。

ポイントを押さえて
日々の生活を豊かにしていきたいですね!

バタ足の
「スピードと持久力」を維持して、
予後寿命も水泳寿命も
伸ばしましょう!!

「年齢はただの数字」
…と言いたい方は
是非、参考にされて下さい✨

宜しければサポートお願い致します!頂いたサポートは、教材、勉強費用に使わせて頂き、より良い記事を書かせて頂きます。