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子どもが私の自己肯定感を上げてくれた

今日は、子どもが私の自己肯定感を上げてくれたというお話をします。

これまでも書いているように、私は音楽家のためのメンタルトレーニング研究をしています。長年あがり症に悩んでいるという音楽家たちとセッションを続けていると、自己肯定感の低さから過度の緊張につながっていると言うパターンも少なくなく見受けられます。

自己肯定感が大切、と分かっていても、自己肯定感をどうやってあげたら良いのかわからない、と言う人も多くいます。普段、そんな方たちのお手伝いをしている私ですが、実は自分自身、あるときに自分の自己肯定感の低さに気づいてから、何年も自己肯定感を上げるための努力をしてきました。

「自己肯定感」とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語です。

自己肯定感が低い理由には、幼少期の家族や周りの大人からの影響、過去の辛い体験・大きな挫折・失敗体験、比較される機会の増加などがあると言われています。

私のセッションでは、音楽家のクライアントさんと「知る → 受け入れる → まるごと愛する」の3ステップで自己肯定感を上げていくようなワークをしており、私自身がそういったワークをこれまで自分を通してもやってきましたが、長年「自分は愛される存在ではない」と感じてきた人にとって、特に最後の「まるごと愛する」はそう簡単なことではありません。

でも昨日、娘を寝かしつけながら、ふと感じたのです。

誰かに必要とされていると感じること。そしてその誰かは私でなければいけないと思えること。私が子どもを無条件に愛せるように、子どもが私を無条件に愛してくれていると言うこと。自分に存在意義はある、と心から思えること。

これまで無条件に自分を愛するということが難しく感じていた私だったけれど、誰かにこうやって本当の意味で無条件に愛されて、そんな自分を自分でも受け入れて愛することができるようになってきた気がします。もちろんこれは長い長い過程の途中。自己肯定感が完全に上がった、とまではいきませんが、自分を肯定するためのひとつの大きなきっかけになっていると感じています。

自己肯定感を上げるために子どもがいるといいよ、ということを言いたいわけではありません。あくまで私の1ケースとして、子どもが私の自己肯定感を上げてくれていると感じています。そしてそのことに感謝したいと思っています。

最後に。

生まれたばかりの子どもに、自己肯定感が低い子はいません。

そしてあなたはあなたのままで、愛される存在です。

自己肯定感を上げる、というのは長いプロセスが必要かもしれませんが、あなたがあなたの存在価値に気づき、認め、愛することができますように。



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