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語学学習とマルチリンガル育児について

今日はなんだか一日子どもの英語教育をどうしていくかについて考えている。

ちなみに私は日本人、夫はドイツ人。ドイツで生まれドイツに住んでいる2歳の娘は、日本語とドイツ語を話している。

日本の友人がディズニーの幼児用英語教材を買ったという投稿を今日インスタで見て、語学学習について、そしてマルチリンガル育児について色々考察するとともに、どうやって幼児英語教育を始めようか考えはじめた。

4種類の語学教材

まず、世の中には、4種類の語学教材がある。

1. すごく高くて効果がある教材
2. すごく高いのに効果が少ない教材
3. 安いか無料なのに効果がある教材
4. 安いか無料なだけあって語学上達への効果はあまりない教材。

でも私が実は大事だと思っているのは、どの教材を使うかよりもそれを「どう使うか」そして、「どんな頻度で使うか」。

前提として、語学習得には、ものすごーい時間の投資が必要

ちなみにこれは、楽器習得と語学習得のひとつの共通点。本当に習得し、させたければ、ある一定の時期はとにかく生活がそれ一色になる必要がある。

そしてそうなると、親の意志だけではなく、もちろん子どもの意志も必要。

例えば家族みんなで英語圏に住んでいて、周りのお友達とコミュニケーションを取りたいとか。場合によってはたったひとりの人間がきっかけで、意志を持って取り組むことだってある。

親ができることは、そういう環境づくりを手伝ってあげることくらい。そう、インプット(聴く・読む)とアウトプット(話す・書く)をバランスよくできるような環境づくりも含めて。

私自身はどうだったか?

当時、母が購入してくれた幼児用の高額なディズニー教材のおかげで、沢山インプットはできる環境にいた。

でもアウトプットを始めたのは、小学校高学年から。それも週一の英会話塾で。ネイティブ級を目指すにはアウトプットが明らかに足りなかったと、今になると思う。

今はどうしてるか。
もはや英語のネイティブになることは今は目指していないし目指しても不可能なので、それでも上達を続けるべく自分にやれる範囲でできることをしている。例えば料理中とかに英語の聞き流しをし、週に数回オンライン英語レッスンを受け、仕事面でも時々英語を使った仕事をしている。

レベル的にはB1-C1のどこかで、時期や調子や日や判断する人の基準による。

いまだに、知ってはいるが慣れてないような文法の誤りをしたり、結構簡単な単語をド忘れすることもある。

直接英語で考えて話せる日もあれば、ほぼ頭の中でドイツ語から直訳してるような日もある。

比較として、18歳から始めたドイツ語は、C1レベルを所持しているので、一応ネイティブ一歩手前ということになっている。

18歳から始めたのにネイティブ一歩手前にこれた理由は、ドイツ語しか使えない環境に身を置いたから。私はドイツに超短期留学した2008年の夏と交換留学した2010-2011の一年間は、日本語と英語はほぼ100%封印した。そして2013年から今まで、ずっとドイツに住み続けている。

つまりドイツ語と英語を比べたときに英語に圧倒的に足りてないのは、「英語しか使わない環境」だった。

人生のどこかで、できれば数年単位で、その言語しか使わない環境に自分を置くこと。本当に語学を操りたければ、合計時間をとにかく増やすことは、とても重要だと思う。

結局どうするのが一番なのか

だから、何事も「今からでも遅くない」のモットーの私ではあるけれど、自分の子どもには興味を持って取り組める環境を早いうちに作ってあげたいとも思う。

でも、どうやって?なるべく自然な方法で、どうやったらその環境を作ってあげられるかな。

それを今日は考えていた。

まだ答えは出ていない。

けど、わかることはひとつ。

語学でもなんでも、それが大好きで、正しいアプローチを選んで、それに没頭できる環境さえあれば、いくらでも上達する。

私もドイツ語で一応ある程度はそれを証明できている。

だから、焦ることはないのかな。

最後に。

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「学ぶ才能は素質で、学ぶ能力はスキルで、学ぶ意思は選択である。」 

Brian Herbertの言葉。

子どもが楽しく学ぶ環境を作ってあげると同時に、親である私自身が学び続ける姿を見せてあげることが、学び好きな子どもを育てていく第一歩なのかなと思う今日この頃です。


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