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粋生美月
2022年8月7日 14:55
あの日僕は仕事を終えて、ずっしりと重い心と身体を、引きずるように電車を降りた。駅から出たら、暗いはずの空がピカピカと明るくなっていてヒュードドドーン夜空に花火が上がっていた。駅前には人が溢れていて、僕は明るくなった空を振り返りながら少しのため息をついて、すぐに帰り道を急いだ。家路への暗くなった田舎道。街のあちらこちらで花火があがっていてまばらに人が立ち止まって見
2022年6月27日 16:58
ずっと幼く小さな僕がずっと心に持っていた僕だけの世界そこは賑やかに色んな音に溢れていてそれは色とりどりに鮮やかだったり淡かったりそして突然に静かな風が吹いて大きな青い空が広がるそんなのが僕だけの世界それは誰にも見えなくてそれは誰からも理解されなくて小さくなったり遠くなったりだけど僕の中に確かにある僕だけの大切な僕だけが大切な僕だけの世界そこ