214,215,216日目 定量化は自動計測できるようになってから
業績の評価にBCS(Balanced Scorecard,バランス・スコアカード)を用いている会社があると思います
この本がBSCに原典になります。
いわゆるKPIと戦略、ビジョンをどう繋げるかを示しています。
この本は理論を実績に展開しているので、論理的でこれが実現できれば、車を運転するようにうまく経営ができると思います。
ただ、実際はBCSを導入しても、うまく行かず、残骸が残って、ビジョンや戦略にリンクしないKPIだけが残いたりします。
なんでこれがKPIなんだろう?という状態になって、この数字を管理しても意味がないんだけど。。。と謎KPIとなっている事があると思います。
また、そのKPIの数字を集計する人がいたりします。
KPIは手段です。
KPIはビジョンに向かって戦略を立案し、実行した時の状況を確認する数値でしかありません。
自動車で言えば、スピードメーターやガソリンメーターと言った計器が示す数字です。
スピードメーターは下り坂だからスピードの出し過ぎに注意するためや、制限速度を超えていないかを確認するものです。
ガソリンメーターは残りのガソリン量を示し、減りが早かったり、遅かったりしないかを確認し、残りが少なくなったら給油をする必要があると判断するためのものです。
これは自動で集計されるものでなければいけません。
毎回何キロ進んだ、何時間経ったと計算しているようでは大変です。
ガソリンの量を気になったら、車を止めて確認していては、なかなか前に進めません。
速度やガソリン量をKPIとするならリアルタイムで確認できるようにしておく必要があります。
自動で確認できないのであれば、経験を積んで、体に感覚を身につけるしかありません。
いちいち止まって確認していたら、前に進まず疲弊するだけです。
KPIを設定するときは、自動で集計できる数字から選ぶ事です。
数字が自動で集計できないのであれば、自動で集計できる装置を用意するか、訓練して、感覚を身につけるかの2通りしかありません。
問題はこれだ!だからこのKPIを管理しようとなっても、自動で集計できないのであれば意味がありません。
また、この数字は自動で集計できるので、KPIにしようと決めても、監視しても意味のない数字だったら、効果は出ません。
KPIは自動で集計できて、その数値を元に判断できるものでなければいけません。
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