【取材した怪談話143】夜間警備・病院
Jさんが警備会社に勤務していた頃、先輩男性から聞かされた体験談だそうだ。
先輩が夜間の病院に点検を担当した時のこと。その病院は夜間に無人となるため、夜勤の警備員が巡回点検することになっている。警備員の巡回は、一人で実施する。
夜の一時ごろ、先輩はその病院に到着した。真っ暗の大型の病院のため、点検場所を正確に把握できない。このような場合、警備会社の管理センターに連絡して病院内の各所に設置された監視カメラを遠隔操作で起動してもらうことになっている。センターに居る担当者がカメラ