短歌三首「秋も往にき」

秋の暮、冬のけはひを感ずる夜半に亡き人を偲びて詠める歌三首

が恋ふる峰も黄葉もみぢと照れ染まる過ぎて歸へらぬ君ぞ恋ひしき

恋ひしくは君の言葉やこころなるいまは燕の往ぬ秋なれば

黄葉もみぢ過ぐ君が憩ひし峰もとめ雪降るまへに歸へれ


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