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大阪で育ったら強くなれそうだな


11月末に、初めて三重と滋賀と大阪に立った。
今まで京都くらいしか西に行ったことが無く、夏の広島が人生初。あまりにも楽しかったから、気持ちは西へ。旅行の日数的に三重▶︎滋賀(琵琶湖)▶︎大阪を訪れることにした。


最初の目的地である伊勢神宮へ近づくほど、SAのナンバープレートの地名が馴染みのないものに変化していく。その時点で十分過ぎるほど、今まで訪れたことのない場所へ行くワクワクした気持ちが大きくなった。

そして、進めば進むほど聞きなれない関西の方言を耳が捕まえる。彼も広島の西の人だから知っている言葉も多くて、気になる単語を得るなり、彼に聞いてみたりもした。

西に来たんだなと、その度に実感した。


伊勢神宮
琵琶湖
近江神宮
比叡山延暦寺
通天閣
大阪城

目玉となる観光地を4日間でたくさん訪れた。
まさに、観光旅行だった。

どこも素敵な場所だったけど、記憶に残るのは大阪の環状道路だった。


‪‎ܾ𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧


伊勢神宮へ向かう途中、上りと下りで同じSAに寄った。階段で繋がってるところは前に見たことがあって「それは楽しい!」と思ったのでよく覚えていたけど、まさか上り下りで同じところがあるのかと驚いた。

そこへ行くには、上りと下りのいずれかがぐるっと回らないとSAにいけなくて、非効率だなと思った。

そして、思ったのだ。
「上りと下りの道の間にSA作ればいいんじゃない?」

すると彼はすぐに反論してきた。「絶対に嫌だ」と。その理由は右側から出入りすることになるから。まあ、私の中では左側が一般的だし、何となく分かったが、大阪の環状線で全てが明らかになった。


𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧


大阪の環状線にきた。
キラキラ輝くビルは東京を想起させた。ここまできて東京か、と思ったけど、大阪は第2の東京みたいなものだもんね。

と、目の前の看板は
左側に出口と、右側にも出口。

んんん?両側に出入口があった。
ここだけかは、私には分からないけれど、大阪の環状線は出入口が左右の両方にあるのだ。


しかも、右側から入る人は左へ、左側から入るひとは右へとウインカーを出して車線変更して行く。

絶対私には無理だ…

と感じた。免許を持っていない私には、駐車も高速道路も車線変更も、その難しさは分からないけど、この道路で車線変更するのは恐ろしく怖そうだと感じた。
目の前で車が右へ、左へと動く様子を見てたら、事故りそうで不安になった。

自分を持っていないと進みたい道へ進めないような道

車線変更1つでこんなに大変そうなところ、私には無理だと思った。だって、押し負けそうなんだもん。勇気出さないと車線変更すら出来ない。


そして、私たちの目的地付近。
「○○(出口の名前)左にあるか探して」と言われた。
そうか、左右の両方に出口があるということは、どちらに出口があるのか分からないのか!と気づいた。必死に探して、何とか環状線を出る。
出たら彼は、なんとなく疲れているようだった。
そりゃそうだとも思うけど、車好きで運転好きな彼でも大変なんだなと思った。


𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧


ということで、私は出口が右側にもある恐ろしさを感じたので、もう絶対に、

SAを上りと下りの道の間に作ればいいのに

なんて言わない。


それと同時に、道路のたかが車線変更で一苦労しそうだし、そのあと街中を歩いて思ったけれど派手好きな大阪はきっと、みんなが自分がNo.1だと思っていそうだと感じた。超偏見だけど、「自分が!!!」という我の強さをなんとなく感じた。

ダブルデラックス
すっごい名前!
自分が!!!が全面にでてる押しの強い光る看板@心斎橋


そして、盛り盛り好きで欲張りだなとも思った。

さっきまで新宿みたいだったのに今度は表参道みたい


私はここでは生きていけなさそうな感じがした。
周りが強くて、押し負けてしまいそう。
(といいつつ、負けず嫌いで欲張りではあるのでそれでもちゃんと生きていけると思う。)

私は生きていけても、みんながみんなそうできるような気はしないし。それに、この空気で育った大阪の子は、東京の子に比べて、自分をちゃんと持つしっかりした子になりそうだな〜強く生きていきそうだな〜と感じた。

どっちがいいとか、悪いとか、
そんなことではなくて、ただ、この大阪の空気から、ここの子は強い子になりそうだなと感じた大阪旅でした。


たこ焼きと関西弁を愛する、いい街だなと思いました。

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