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浸出液に縋る

猫になれば一発で解決できる問題、多すぎる。
しんどいんです、とにかく。
自分のこと、じぶんがいちばん分からない。

頭に流れる数字の羅列
何も分かんない 分かんないまま
生きてるわ、ずーっと
日常会話すら音楽
分かったようなわかんないような
ふわふわした気持ちでずっと

ずっと聴こえる音
脳内で創造し続ける音
自分だけの音楽
だれかにも聞いてほしい、音。

大晦日、愛犬が死んだ。
ひとりで、死んだ。
私のせいだ、わたしが部屋に引きこもって寝ていたから、一人寂しく死なせてしまったんだ。
怠惰で自分優先でごめんなさい。呪い殺して連れていってくれ。
唯一の心の拠り所で、なによりも大切な子。
とても優しくて、あたたかくて、ふわふわで、かわいくって、いいにおいで、堪らなく大好きな子。
はじめて愛を教えてくれた存在。
じぶんのライフが残り8あるとしたら、7.5あげたかった。
ふつうに死にてーし。
犬の寿命が長くはないことは知っていたけれど、わたしなんかよりもっとずっと、ずっと生きているべき存在だったんだよ。
家族みんなに愛されて、必要とされて、わたしとは正反対だった。
犬が死んで、わたしが生きていてごめん。

てか、今知った、浸出液って血液とおなじ味がするんだね。

人といるときだけ、元気に見せる方法を覚えたり、逆に甘え方を忘れたりしながら生きてきた。
普通と同じように生きる能力なんて少しもないのに、普通(ふつうてなんだ、勝手に定義付けるなよ)の場所でしか生きられない倫理観を持って生まれてしまったことが最悪です。
普通が一番、と言われて育てられてきた結果です。
高校を卒業して、地元の会社に就職して、働き続ける人生。何回か辞めたけど。
というか、なにも持ってないんだもん。
特別な人 しか、許されない生き方なんてできないんだ。
人より得意なこと、出来ること、なにもない。
特段好きなこともないし、可愛くも、なれなかった。
何者かに憧れて色んなことに挑戦してはすぐに挫折してばかりの人生。
その度に貼られるダメ人間のレッテル。
可愛く生まれて来れば感じなくて済んだ痛み、他のことに使えたお金、時間、、、
費やしたところで平凡以下なんだ。
顔を少し変えて、誰にも気付かれなくて、
そのときはじめて、
あぁ、もしかして前から別に大丈夫だったのかもしれない、自意識過剰なのだと気付く、虚しさ。
なのにバカデカ承認欲求だけ持ち合わせてしまって、超気持ちが悪い人間ができあがってしまっている。最悪すぎる。

人身事故とか、有名人の自殺報道とかをみて、友達も家族も恋人もいて不自由なく生きてるように見えるのに、なんでその道を選ぶんだろうってほとんどない元気なときは思っていたけど、そんなことを考えるのは完全なるエゴで余計すぎるお節介でしかなかった。
問題の根底は自分にあって、自分からだけは逃げられないから、そうするしかなかったんだよね。
生まれた瞬間から死ぬまで、誰しもが
ずっとひとりなんだ。
誰かと同じにはなれないし、痛みも喜びも悲しみも苦しみも絶望も、どんな重さでどんな風に感じているのかなんて誰にも分かってもらえない。
結局自分だけだし。
もらえない、なんて言葉をつかって分かってほしいと思っちゃってるくせに、理解られても恥ずかしいしやめてくれとか思っちゃう。
縋りたい気持ちは溢れるばかりなのにね。
それで出てくる言葉がいつも「ほっといて」なの、天邪鬼すぎて超めんどくさいよね。
人が眠っている時間、更新されないSNSって、世界中でひとりぼっちになったような気がして、すごく寂しくなる。
ひとりでいるって感覚って、ほんとうに寂しいんだよね。
いろんな種類の「ひとりぼっち」の感じ方があって、感じた瞬間に自分は必要のない人間なんだと感じたり、このままいなくなってしまいたいと思う。
だけど、ひとりでいるときにだけ気付くことができる、小さくてかわいいお花の存在に救われたり、転がる石ころを少し弄んでみたり、「ひとりで居る」こと、その瞬間は結構好きだったりするんだ。
人はみんな孤独だから、いついなくなってもおかしくない生き物なんだね。
みんな、自分のタイミングでいいと思うんだ。
死に時くらい、自分で選びたいよね。

こどもは会う度に変わっててすごい、
おとなは変わらないのがすごい。
とか、自分はどんな人間なのか、そもそも人間なのか、何歳になったのか、の自覚すら持てたこともない、自認が全くできていないのに、勝手に他人にどこかの属性にカテゴライズされて評価されたり統一化されることに鬱々する。
おとなとこどもの線引きだって、他人に決められることじゃない。自分がこどものままの気持ちでいることによって困るのなんて、自分だけだもん。ただし、他人に迷惑をかけない限りね。

そんなヘンテコな私のこと、好きと言ってくれる変わった人も少しは居て。
でも、劣等感に苛まれて、なんにもできない上に可愛くなくてごめんって超卑屈になって余計可愛くなくなって嫌われちゃうの、怖すぎるよね。
あと、大事な人にはずっと生きていてほしいって思ってしまうから、さよならが怖くて、この世からいなくなってしまう前に、二度と会えなくなる前にバイバイしておきたいって思う。
寝てるときにいつも胸の辺りが動いてるか確認しないと不安になったり、大事な人がいないことに安心してしまったり。
こんなんじゃ一生誰にも愛されないじゃん。
変わりたいよー。

嬉しかったり、楽しかったり、幸せだったり、が許される人間じゃないのかもしれない。
どうでもいいと思いながらも、昔のコミュニティに囚われ続けている。
思うがままに、でも弱々しく生きていたら舐められて個性も全て馬鹿にされていじめられたりしてた時代。かなりトラウマ。
どんどん淘汰され完成した、濃密な地獄。
アップデートされない人物像、古の人間関係、地元 とかいうキモイ狭い世界で他人を貶さないと成立しない馴れ合いで安心してるの、下品すぎる。
自分がおかしいからそんな社会と迎合できないのか、できなかったのか、上手く生きられない。
昔から常に際にいる精神性、脆いし苦しいけど、自分の領域は死守したい。
自分が弱いせいで気にしたり勘繰ってしまう他者の言動、全部どうでもよくなりたい。

人生全部が残り少しのペラペラでなんとか繋がってる、気付いてないだけで、ほんとうはずっとペラペラだったらしいね。
人との距離感とか、勝手にひとりぼっちのような気がしたり、大事におもってるのは自分だけのように感じたり、生きるのふつうに難しすぎる。
死にたいってさ、自分が辛い!くるしい!だけじゃなくて、これ以上人に迷惑をかけたくないとか、嫌な思いさせたくないとか、思った瞬間に現実味を帯びてきて、今すぐ死ななきゃやばいって思考になっちゃうんだよね。
気持ちわりーこと言ってる自覚はあります。
お願いとにかく誰でもいいから拾って掬って、頼む。
ただ、安心して、大丈夫と思って生きてみたいだけなんだ。

幾度となく傷付けられ、絶望を味わい続けてきたので自尊心はゼロです!
わたしの内情や事情なんて知らないくせに、好き放題言いやがる馬鹿に勝手に評価される人生最悪すぎてほんとに死にて〜
死にてぇの間隔が細切れになってきた、毎日眠れないし、もうダメかも

死ぬほど悲しかったこととか、嫌だったこと、全部過去の事として捉えられるようになりたい。
確立したアイデンティティを持ちたい。

今までの人生ずっとそんなことを考えながら、削げた皮膚の色が変わっていく様を観ていた。
コロコロと変わる自分の気持ちに惑わされて振り回されて、死にたくなりながら生きてきた。
悲しみや憤りを文章として昇華することで生き延びていきたい。だれかたすけて。

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