１０皿目 ガツンと効く！ スタミナ倍増カツカレー―だるま食堂｜元気の出るカツカレー
取材で日本全国を飛び回っている編集チームの一員・T郎が、旅先で食べたカツカレーをゆるーく紹介していきます。ご当地ものや地元の名物というわけではありませんが、いつも頼んでしまうのがカツカレー。旅先で食べるカツカレーは、旅の開放感が背中を押す「ちょっとした贅沢」であり、旅の続きを楽しむための活力の源なのです。
〈九皿目“胃腸に優しいカツカレー？！―かもめ亭”はこちらから〉
「元気の出るカツカレー」をまとめて読みたい方はこちら↓
ガツンと効く！ スタミナ倍増カツカレー
今回の取材は東北ツアー。岩手からはじまり、数日後に青森へと移動。その日のお昼は、三戸町でした。岩手県、秋田県との県境に位置する静かな町です。かつては南部氏が治める三戸城の城下町として栄えました。
三戸駅
宿場町の面影を残す古い建物が点在する
青森が誇る名産物といえば…リンゴだけじゃない。そう、にんにくも生産量日本一なんです。ということで、ランチはにんにく専門店の「だるま食堂」にいってきました。
カジュアルな雰囲気の店内
メニューはにんにくをふんだんに使ったラーメン「ギガーリックラーメン」をはじめ、餃子、ハンバーガー、油淋鶏と実に多様。カツカレーはどんな一品なのか、期待が高まります。ライスをガーリックライスに変更できるとのことだったので、４種類の中から「にんにくしょうゆ」を選びました。
やってきたのは、堂々のボリュームでインスタ映えしそうなカツカレー。色鮮やかなサラダと黒にんにくがまるごと一個添えられています。カツの衣の色とルーの艶がたまらないですね。
まずはルーをひとくち…こくがあって甘い！ 細切りの玉ねぎがたくさん入っているので、その甘みが出ているのでしょうか。子供用カレーの甘さじゃなくて、大人が満足できる深みのある甘さです。
ガーリックライスは、想像していた炒めご飯じゃなく、にんにくしょうゆを白飯にかけてあるタイプでした。カリカリとしたフライドガーリックの食感が楽しい！ カレーと一緒に食べると、これまで食べたことのない幸せなハーモニーが口の中に広がります。
カツはかなりの厚さ！ でも脂っこくなくさっぱりとしていてやわらかいので、意外とペロリといけます。衣はサクサク、肉はモリモリ、ルーはサラサラ、ガーリックライスはカリカリ。リズムよく、最後までペースを落とさず平らげました。
ただでさえ元気がでるカツカレー、さらに「にんにくパワー」のおかげで午後の取材も頑張れました。
にんにくを食べた後、どうしても気になるのがお口のニオイですが…幸か不幸か今はマスク着用が常識。しかも一緒に食事したメンバーももれなくにんにくを食していたため、まったく問題なしでした。
にんにく専門だるま食堂
青森県三戸郡三戸町川守田雀舘３３−３
0179-23-0850