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旅ブックスMAGAZINE|2023年8月記事まとめ

2023年8月に公開した記事を紹介します。



8月3日(木)
【日本全国写真紀行】 51 大分県大分市戸次本町

 大分の市街地から国道10号を南下して、大野川にかかる白滝橋を渡ったあたりに広がるのが戸次地区である。大野川の水運や日向街道の交通の要衝として栄え、江戸時代に市場ができると商家の町としてさらににぎわった。



8月7日(月)
第16橋 後編 コナン大橋&江島大橋〈えしまおおはし〉(鳥取県) |吉田友和「橋に恋して♡ニッポンめぐり旅」

 前編では、鳥取に来てコナンの聖地巡りをした話を書いた。
 改めて驚かされたのが、これが鳥取であるということだった。鳥取県の人口は約55万人で、日本一少ない。かつては、唯一スタバのない都道府県だった(いまはもうある)。実際旅していて、のんびりしたところだなあといつも思う。あえて乱暴な言い方をするなら、「田舎」という表現がしっくりくる県だ。



8月7日(月)
「全国最中図鑑」57 鮎もなか (滋賀県大津市)

別名「香魚」「年魚」とも呼ばれる鮎は、滋賀県の代表的な湖の幸。琵琶湖の鮎は、春になると川に上り上流で大きくなるものと、川に上らず琵琶湖の中で暮らしてあまり大きくならないものとがあり、これはコアユと呼ばれている。



8月10日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」バターチキン 【1】 出会いと衝撃

今やどんな街に行っても必ず一軒はあるインド料理店。
「今日はインドカレー気分だな?」
自らの食欲に問いかけ、一軒のインド料理店のドアをくぐったあなたはそこで何を注文するだろう。



8月17日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」バターチキン 【2】 インドでの食べられ方と食器の差

日本で「バターチキン」の美味さに開眼した私は、その後インドを訪れた際も行く先々でたびたびバターチキンを求めるようになった。今考えると当然なのだが、インドのバターチキンは日本のそれとはだいぶ異なる。何よりもまず違和感があったのが、日本とのボリュームの差だった。



8月21日(月)
「全国最中図鑑」58 茶むすめ (埼玉県狭山市)

「色は静岡、香りは宇治と、味は狭山でとどめさす」と言われる狭山茶の中でも、鮮やかなさみどり色と清純な香りで知られる狭山抹茶『明松』を使ったもなか。『明松』は色・味・香りが飛びやすく、その良さを活かすのはとても難しいという。その繊細な素材を独自の手法で活かしてたっぷりと詰め込んだコクのあるキレイな緑色のあんに、餅で作った香ばしい皮がピッタリとマッチしている。



8月24日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」バターチキン 【3】 食材と味の違

「バターチキン」というワードは、当時の私が主体的に記憶した最初のインド料理名だったかもしれない。今でこそコンビニの陳列棚はおろか学校給食の献立にすらなる時代だが、90年代初頭の日本においてバターチキンは、まだまったく一般化されていなかった。せっかく覚えた料理名を本場でも使ってみようと、現地のレストランのメニューで目にするたびに私はオーダーするようになった。



8月28日(月)
24皿目 “ かき氷の前菜としてのカツカレー ” 天文館むじゃき|元気の出るカツカレー

日本における近代文化の先駆けの地ともいえる鹿児島。この日の取材ではいつもの古い町並みのほか、「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産にも登録された遺跡をめぐりました。
私は歴史好きで特に幕末ものは小説もたくさん読んできたので、旧薩摩藩の名所や遺跡は何をみてもテンションが上がります。



8月28日(月)
【新刊試し読み】 『机の上の動物園』|椎名誠

世界中を旅してきた著者が旅先から持ち帰ったモノや道具を一堂に集めた一冊。フランスのフライパン、パタゴニアのカンナ、アムチトカ島のナイフ、南米の飾り馬とホルスタイン、世界各地の道で拾った石ころ、アメリカ西海岸のなめくじ人形など、何の役にも立たないが、なぜか気になって手放せない愛しきガラクタたちを、旅のエピソードとともに紹介。椎名誠ならではのユニークな旅の流儀が見えてくる。作家生活40年余にして初めての「モノ雑文集」。



8月28日(月)
【新刊試し読み】 『花嫁を探しに、世界一周の旅に出た』|後藤隆一郎

離婚により失意のどん底に落ちてしまった敏腕テレビディレクターが、花嫁探しの旅に出た!
英語力ゼロでスタートし、韓国、タイ、インド、ペルー、スーダン……多くの“女性“と”トラブル“に遭遇しつつ、なぜか旅の行き先はテロ支援国家ソマリアへ!? バツイチおじさんがひとり旅を通して見えてきた本当の「自分」とは……。抱腹絶倒・感慨無量のノンフィクション巨編!


8月31日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」ナン 【1】 日本での進化

バターチキンと相性バツグンなのがナン(ナーン)である。焼きたてでふっくらモチモチしたナンは今やすっかり日本のインド料理店のアイコンとなっている。ホールの店員さんから
「ナンにしますか? それともライスにしますか?」
と聞かれてナンを選ぶ人は多い。それどころか、ナンが美味しいからインド料理店に行く、という人も少なくないのだ