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14皿目 “欲張りな洋食好きも満足させる” ともんちゃ|元気の出るカツカレー

取材で日本全国を飛び回っている編集チームの一員・T郎が、旅先で食べたカツカレーをゆるーく紹介していきます。ご当地ものや地元の名物というわけではありませんが、いつも頼んでしまうのがカツカレー。旅先で食べるカツカレーは、旅の開放感が背中を押す「ちょっとした贅沢」であり、旅の続きを楽しむための活力の源なのです。

13皿目“重なるおいしさうまいもの屋すえひろ”はこちらから〉



欲張りな洋食好きも満足させる

江戸の名残を今に伝える鞆の浦。昔ながらの姿を残す情緒ある湊として、そして数々の歴史の舞台として全国的にも有名です。取材でも何度か訪れたことがあります。



広島東部の名所、見どころを取材するからには当然鞆の浦は外せないのですが、このあたりには他にも素敵なところがたくさんあり、この日は福山に宿泊して次の日も近隣を取材することになりました。



取材を終えた夕暮れ時。美味しそうなお店を物色しながら福山駅前をうろついていると、赤提灯が印象的な通りに、感じの良い洋食屋さんを見つけました。その名も「ともんちゃ」。
ん? ともちゃんじゃなくて? でもたしかに「ともんちゃ」と書いてある。見間違いじゃない。(あとでインターネットでお店の情報を確認すると、「旧店名ともちゃん食堂」とある。謎は深まるばかり!)



黒板のメニューを確認すると、「オムかつセット」と「オムカレー」があることがわかったので、入店決定。「かつ」と「カレー」があるなら、きっと「カツカレー」もあるはず!



店内はカウンターと小さいテーブルがいくつか。レトロな洋食屋さんといった印象です。ハンバーグやポークソテーもありますが、どうやらオムライスがイチオシのよう。かつとデミグラスソースが魅力的な「オムかつセット」(1,300円)にもひかれましたが、カレーを外すわけにはいきません。「オムかつカレーセット」(1,620円)を注文しました。




やってきたのは大きなお皿にのった見事なオムライスと大ぶりなかつ! オムライスはイチオシなだけあって綺麗な色と形。玉子はふんわりとしていて、厚さも十分。存在感がすごいです。
ロースかつも大きくて食べ応えがありますが、やわらかくてどんどんスプーンがすすみます。カレーはマイルドでケチャップライスとの相性も抜群。全体としてかなりのボリュームでしたが、ペロリと平らげました。

レトロな洋食が食べたい、王道のオムライスが食べたい、カレーもかつも食べたい、そんな欲張りなお客さんももれなく満足させるお店でした。

※お店の人に話しかけるタイミングを逃し、なぜ「ともちゃん」が「ともんちゃ」になったのかは謎のままでした……。


洋食 ともんちゃ
広島県福山市伏見町4-3
084-923-1129


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