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旅ブックスMAGAZINE|2024年6月記事まとめ



2024年6月に公開した記事を紹介します。


2024年6月3日(月)
「全国最中図鑑」77 ちんとろ最中(愛知県半田市)

「ちんとろ最中」とはまた変わった名前だが、半田市で毎年春に行われる『ちんとろ祭り』からきているらしい。
『ちんとろ祭り』は、上半田地区の住吉神社境内の池に2隻の「まきわら」の舟を浮かべ、その舟の上で子供三番叟の舞を奉納する。その「まきわら」舟を「ちんとろ」と呼ぶ。



2024年6月6日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」グラーブ・ジャームン【2】 原料となる二つの乳脂肪

インドの菓子はその成分から、「ミルク由来」と「非ミルク由来」とに大別できる、と前回お伝えした。つまりそれだけミルク菓子が多いのだ。その主成分となる乳脂肪も、製法によってさらに二つに大別できる。それが「コーヤー」と「チェナー(地域によってはチャナ、サナなど)」である。コーヤーから作る菓子には前述のグラーブ・ジャームンが代表的だが、それ以外にも個性豊かな菓子がある。少し例を挙げてみよう。


2024年6月10日(月)
「橋に恋して♡ニッポンめぐり旅」|吉田友和
第23橋 九重“夢”大吊橋(大分県)


 離合というのは西日本独自の言い回しで、車がすれ違うことを表す。九州で山道なんかを走っていると、「この先離合困難」などと書かれた看板をしばしば目にするのだが、これは車がすれ違うのが困難なほど狭い道という意味である。


2024年6月13日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」グラーブ・ジャームン【3】 インド各地の菓子

前回まではコーヤーとチェナーという乳脂肪由来のインド菓子についてご紹介したが、もちろん乳脂肪以外の素材を使った菓子もまたインド全土には存在する。今回はさまざまな素材で作られる、インド各地の菓子をご紹介していきたい。


2024年6月17日(月)
【新刊試し読み】 『新・佐賀漫遊記』|久住昌之

 漫画家、文筆家、また音楽家としても活躍している久住昌之さんの著書『新・佐賀漫遊記』が2024年6月13日(木)に発売されたことを記念して、まえがきを公開します。


2024年6月17日(月)
「全国最中図鑑」78 しっぺい太郎最中(静岡県磐田市)

磐田市の見付神社には「しっぺい(悉平)太郎」の伝説が昔から伝えられてきた。
その昔、毎年家の棟に白羽の矢が立った家の娘は、8月10日の見付天神の祭りに人身御供として神に捧げられる、というしきたりがあった。村人たちは祭りのたびに泣いて悲しんでいた。
ある時、村を訪れた旅の僧がこの話を聞いて不審に思い、それが神ではなく怪物の仕業であることを突き止めた。そして怪物たちが信濃国の「しっぺい太郎」という人物を恐れていることを知る。僧が信濃で調べたところ、しっぺい太郎は人ではなく、駒ヶ根に住む犬の名前だということがわかり、この犬を借りてきた。


2024年6月20日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」マクドウエル【1】 インド産の洋酒

「……×■※÷〇……」
「えっ?」
「……●÷■※※〇……」
「何?何と言ったんですか?」
「……××÷※÷〇●……」
「……あ゛―、ぜんぜん聞こえん。もう出ましょう!」

たまたま旅先のデリーで偶然日程がカブった知人と「じゃあ、飲みにでも」となり、とあるバーの門をくぐってテーブルにつき、とりあえずビールで乾杯。互いのインド体験談なぞじっくり聞こうとしたその矢先。往年のボリウッド・ソングが薄暗い店内に耳をつんざく大音量で鳴り響く。まるで音がデカければデカいほど上質なサルビスだとでも思いこんでいるかのようだ。


2024年6月24日(月)
元気の出るカツカレー28皿目 “驚きの連続!” びっくり麺亭

名古屋市の中心部から南東へ、車で約30分。江戸時代初期の頃、東海道の鳴海宿と池鯉鮒宿の間に間宿として開かれた有松の町並みは、今でも当時の面影を色濃く残していて、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。有松絞によって商業的にも栄えたまちの名残は、広い間口の家や門にも見て取れます。100年以上前に建てられた商家を使ったお店もたくさんあるので、ゆっくり散策するのにぴったりです。


2024年6月27日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」マクドウエル【2】 椰子酒の世界

インドの蒸留酒は酒税法や製造設備の規模などによって、インド製洋酒(IMFL)とインド製インド酒(IMIL)に分類される。ただ(州によって)このどちらにも入らないのが、椰子の樹液を発酵させた手作り酒である。

こうした酒は、実はインド農村部の至るところで、非常に古い時代から現代に至るまで、幅広く作られ飲まれている。インド各地の手作り酒はそれぞれの地域でどのような名前が付けられ、どんな素材を用い、どんな場所でどんな人々によって飲まれているのか。それを探っていくと、飲酒に厳しいはずのインドにおける、もう一つの飲酒文化が見えてくる。




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