子供を「医者にしたい!」という親は毒親率高い説

武術研究家のモノノフです✊

僕は医療従事者なのですが、詳しい内容を伏せているの理由として武術の話をする関係上、科学的ではない内容を書くので、あまり本職を明かしたくないというのがあります。

医療従事者が科学的に証明されていないものをあるように話するのは現代では理解されにくいと考えているからです。

医療に身を置いていて思うのは医者には2種類あるということです。

・医療人の医者
・商売人の医者

です。

『医療人の医者』とはひとの痛みを理解しようとか治そうという意志のあるひとです。

『商売人の医者』とはお金儲けの手段として医者をしているひとです。

『医療人の医者』はおおよそ商売が下手です。
このコロナに関しても大打撃を受けていることが多いように思います。

『商売人の医者』は経営重視です。医者も生業なので否定するものではありません。何か不具合があれば薬を出してくれますし、額面通りの仕事はしてくれるとは思います。

ただ、僕が言いたいのは僕自身は『医療人の医者』に自分を診てもらいたいです。

『医療人の医者』でうまくやっているなと思うひとは高須先生でしょうか。
僕は高須先生を『商売人の医者』だと思っていました。
ある記事をきっかけに追いかけてみると良くも悪くもスジをしっかり通しているなと思うようになり、『医療人の医者』なんだと意識を変えました。

また、ある美容クリニックのCMを見ていると僕は思いました。
『あれ?この先生小児科医だったけどな?』
何があったのかある日突然美容形成外科医になっていました。
このひとはどっちかはわかりません。

僕はイケメンではないので美容形成外科をお願いするなら高須先生にお願いしたいところです。実際はお金があってもしませんが。

僕は美容形成外科が悪いとは思っていません。お金もしっかりもらうべきでしょう。むしろ医療はちゃんとお金を取るべきだと思っています。
国民皆保険制度の価格が安すぎるのです。歯科なんか目も当てられない状況です。

みなさんご存知でしょうか。保険制度を。日本の保険制度では

行った処置に対して点数が設けられていて、
その点数が1点10円になるのです!

一見公平性があるようですが、これは大きな落とし穴があります。

必要あろうがあるまいが、
処置をした方が点数になるのです!

どうですか?
必要のない薬を出さない『医療人の医者』、
患者が「くれ!」と言ったらなんでも薬を出す『商売人の医者』どちらがお金を儲けることができるでしょうか。

乳歯が虫歯のときに「もうじき生え変わりだからわざわざ治療しなくていいよ。」という『医療人の歯科医師』と、
同じ状況でも「虫歯ですね!治療しましょう!」という『商売人の歯科医師』とどちらがお金儲けをできるでしょうか。

日本の保険システム上こうなってしまうのは仕方のないことです。
必ずしも『商売人の医者』が悪いとも言い難いのです。

ただ、僕は『商売人の医者』には診られたくありません。僕が言いたいのは

職業には適性がある

ということです。医療は特殊な職種になるので、特に適性が必要なのです。

「子供を医者にしたい!」というのが、子供の適正を観た上で言うならいいと思います。

ただ、子供に勉強できると言う意味で『優秀になってほしい!』とか『医者なら食いっぱぐれがないんじゃないか』という親の気持ちを込めて言うならとんでもない間違いです。

子供に呪いをかけているようなものです!

僕は親が医者だからとか、学校の成績がいいからという理由で親に医者になることを強要されたひとたちを多く見てきました。

自分がなりたいと思っていない、もしくは医者になるには能力の足りないひとが不向きなものに、努力という名の無駄な時間とお金を費やしているのを多く見てきました。

大事なのは子供の適正を観ることであって、
自分の価値観に子供を当てはめることではないのです!

子供の適正のある職業は今この世にない職業かもしれないのです。
10年前にはYouTuberが職業として認められていませんでした。(今も社会的には無職扱いですが)

子供を安易に医者にしたいなどとはゆめゆめ思わないことだと僕は思います。

僕が考える医者の適正は

・頭がいいこと
・素直なこと
・観察力のあること
・ひとに配慮ができること
・ひとのためになにかすることが好きなこと

などがあると思います。
外科医などになると器用さとかもあるかと思いますが、それは後の話です。

医者になるには何より頭がいいことが優先されると思います。ひとのためになにかするのが好きとかどうこういう前の前、大前提のレベルです。

以前に医学部の裏口入学の話がありました。
いいことだとは思っていません。
しかし、あの時に浪人生にテレビのインタビューが行って、
浪人生が
「自分はこんなに苦労しているのにズルい!」
と言っていました。
僕から言わせれば、

そんなことで苦しんでいるぐらいのヤツは医者になるな!

と思います。そんなゲタをはかした点数ぐらい跳ね除けるぐらいの頭の優秀さがなければ医者の勉強なんかできはしないのです。

覚悟も能力も足りない!!!

と僕は思います。気持ちはわかるんですが、現実問題そういうことです。

ということで、『子供のためになにかしてあげたい!』とか『子供には苦労して欲しくない!』という気持ちはわかりますが、

子供の人生は
子供自身のものであって
親のものではない

ということは、忘れないように子育てをしたいものです。

モノノフ

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