マガジンのカバー画像

ボンクラはみんな生きている

159
主に少年時代のしょうもない考え、情けない話、エッチな妄想、本来なら蓋をして忘れておきたい話題など。
運営しているクリエイター

#コント

演歌のあぜ道

浮世舞台のあぜ道は 見事なセットが組まれてる
一節うなって木梨がゆけば タライが落ちるし地面が陥没
タライに負けずに歩いてみても オチでは橋から水にドボン
歌っちゃならないも一度と 歌えばたちまち落ちてくる
居酒屋セットに逃げ込むが ほっとひと息つく暇もなく 落ちるタライのシルエット
カメラワークもお見事に 流れるマンボのNo.5

「そうそう、こういうのがいいんだよ」

「とんねるずのみなさんの

もっとみる
怪人ウンババについて

怪人ウンババについて

 関西では「オチの無い話」というのが嫌われるらしい。

 テレビのお笑い番組で演じられるものなど、間違いなくそうで、脚本を作り、それに沿ってセットを組み、小道具や衣装を準備する。観ている側はそう思っている。

 コントは大体「筋書き通りに最後までやって、そこで終わり」というものである。

 たまに、コントが終わったあと、「お疲れ様〜」とか言っている所まで放送され、ゲストが「いや〜結構大変でした」な

もっとみる

志村けんは文化人になろうとしなかった。けど。

 志村けんさんは最後までお笑いの人で、文化人、インテリのようなものになろうとしなかった。という意見がある。

 だいたい基本はそうだろうなと思うけど、コント以外の道は探っていたんじゃないかな。

 著書を見ると、「変なおじさん」は確かに「お笑いの人の自伝」なんだけど、「志村流」は人生を先に生きている人による、仕事の進め方という感じである。
 そういえば、「素人向けの宴会芸なんかでのコントのやり方」

もっとみる

ハガキ職人に学べ

 昭和の頃によく「マンガの描き方」みたいな本があった。1コマで完結させる、2コマで完結させる、3コマで完結させる(序・破・急)、4コマで完結させる(起・承・転・結)、5コマで完結させる。だいたいこの中に基本パターンがあるように書かれていたと思う。

 ドラえもんに「ボールに乗って」という短い作品がある。まずドラえもんが大きなボールのような乗り物の前に立っている所にのび太が来る(起)、一緒に乗ってバ

もっとみる