志村けんは文化人になろうとしなかった。けど。

 志村けんさんは最後までお笑いの人で、文化人、インテリのようなものになろうとしなかった。という意見がある。

 だいたい基本はそうだろうなと思うけど、コント以外の道は探っていたんじゃないかな。

 著書を見ると、「変なおじさん」は確かに「お笑いの人の自伝」なんだけど、「志村流」は人生を先に生きている人による、仕事の進め方という感じである。
 そういえば、「素人向けの宴会芸なんかでのコントのやり方」のような本は無かったんだよな。そこはプロとして上手く切り分けていたのかもしれない。

 コント、お笑い以外の志村けんというと、一番上手く行ったのはテレビ番組の「天才!志村どうぶつ園」かもしれない。
 あるいは、チンパンジーや犬を相手にコントをしていたという見方も出来なくはないけれど。

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