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男、トイウ生キモノ~太郎の場合~

適度に優しくて適度にSで適度に愛情があって言うこと聞いてくれる男なんていねーぞ

と、言ってやりたいね、世の女性のみなさんに。


優しくすれば「優しいだけじゃ嫌」と言われ、
気を抜けば「優しくない」と怒られる。

「好き好き」と言いすぎるとキモイと言われ、
何も言わなければ「言ってよ!」と怒られる。

不機嫌になってもなんでか俺にはわからないし、聞いたら「なんでわからないの!」ってなるし、聞かずに放置すれば「なんで何も聞いてくれないの!」ってなる。

俺は、一体どうすればいいんだ。

イイ感じ、だと思ってた子に「付き合おう」と告れば「そんなつもりじゃなかった」って言われ、そっけないし気がないと思ってた子から好きだと告られる。

女って・・・ナゾ。

男は阿呆ではないけど、単純だから女性の複雑な生態を理解するにはかなりのスキルを要する。
だからといって、経験豊富さを求めるくせにその経験を経る過程を許さないところがあるよな。
・・・まぁ男でも自分に一途な女の子がいいに決まってるけど。

どうも男の実態は、女に振り回される要素が多いけど、唯一の特権?といえば、男は女と違って”生態”として、気が多くても「仕方ない」とされる生物だ。

そう、仕方ないのだ。

遥か昔から遺伝子レベルでそういうものだ、と暗黙の了解である。
だから浮気、不倫をしても男は甲斐性、女性の方が強くバッシングされる傾向にあるのは、その根強い考えが未だにはびこっているから。

「男って奴は」

そう言って、女性は生まれ持った母性本能とやらで俺たち「仕方ない」男性を包み込んでくれる。

これを男の特権と言わずとして、他に何がある。

だから今日も、コロコロ変わる女心っていうやつに付き合う。
それが男の宿命だから。

太郎、28歳。彼女アリ、結婚する気はナシ。
浮気はしていない・・・今のところは。

俺はまだ、縛られたくない。

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