mono-graphy

フィクションの中にリアルが生み出せれば、と思い書いています。【mono-graphy】…

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フィクションの中にリアルが生み出せれば、と思い書いています。【mono-graphy】造語。 mono [物] 語りを + graphy [記] したもの=物語。mono [モノラル] + graphy [記述] =作者の頭の中の話を記したもの。

マガジン

  • 花子の場合

    花子、31歳。 独身、彼氏なし。

  • 創作大賞2023応募中作品

    今回、初めて応募してみることにしました 過去に投稿した作品の中から応募用に再投稿したものです。

  • 物語り2022

  • 物語り2018-2019

  • 太郎の場合

    太郎、28歳。 彼女アリ、結婚する気はナシ。

最近の記事

女から見たヤバい女~花子の場合~

同性に嫌われるタイプの女性っていうのが、世の中にたしかに存在する。 同性から「あの子、ヤバいよね」って嫌煙される女は相当にヤバい、という事実はあまり男性陣にはピンとこないらしい。 何故なら、そういう女性をより好む傾向にある・・・それが男という生きものだから。 お下品な表現ではあるけど、下半身が脳みそタイプの男性(失礼)からは「モテない女の嫉妬」なんて言われ兼ねない。 これは由々しき事態だってことを、我々女性は認識しないといけない。そんな何もわかっていないような男性を女性は

    • 自分のお気に入りの作品が何作かあるのですが、そのうちのひとつがコチラ 「名前を呼んでくれたなら」 https://note.com/mono_graphy/n/n625ff7c8fa97

      • 創作大賞2023年への応募用に再投稿した「私は私が嫌いだ。」が沢山の方に読んでいただけているのでうれしいです。 初投稿したのは随分前なのですが、応募する以前も長い間、常に閲覧数のある作品なので、今後も大事にしていきたいです。 https://note.com/mono_graphy/n/nf6fd78d032cc?sub_rt=share_pw

        • しばらく更新できないまま、2024年を迎えました。 未だ出せずにいる物語りを綴り上げたいです。 投稿できない間も、これまでの作品を沢山の方に読んでいただけて、とてもうれしいです。ありがとうございます。 ひとつ、ひとつの作品を大事にしていきたいです。

        女から見たヤバい女~花子の場合~

        • 自分のお気に入りの作品が何作かあるのですが、そのうちのひとつがコチラ 「名前を呼んでくれたなら」 https://note.com/mono_graphy/n/n625ff7c8fa97

        • 創作大賞2023年への応募用に再投稿した「私は私が嫌いだ。」が沢山の方に読んでいただけているのでうれしいです。 初投稿したのは随分前なのですが、応募する以前も長い間、常に閲覧数のある作品なので、今後も大事にしていきたいです。 https://note.com/mono_graphy/n/nf6fd78d032cc?sub_rt=share_pw

        • しばらく更新できないまま、2024年を迎えました。 未だ出せずにいる物語りを綴り上げたいです。 投稿できない間も、これまでの作品を沢山の方に読んでいただけて、とてもうれしいです。ありがとうございます。 ひとつ、ひとつの作品を大事にしていきたいです。

        マガジン

        • 花子の場合
          10本
        • 創作大賞2023応募中作品
          8本
        • 物語り2022
          3本
        • 物語り2018-2019
          13本
        • 太郎の場合
          7本
        • ヒトラボ
          4本

        記事

          イツカノクニ

          ≪あらすじ≫ いつ、来たのか。 今、何故ここに居るのか・・・ 男は歩き出す。 何もハッキリしないのに、どうしてだか全く怖くない。 ――目の前に広がる、いつか見たことのある景色。 なのにどこだか思い出せない。 ここは・・・? 男が一人たたずむその場所。 いつ、来たのか。 今、何故ここに居るのか・・・ 何もハッキリしないのに、どうしてだか全く怖くない。 ふと、足元に目をやる。 年季の入った革靴が目に入る。 自分の足にとても馴染んでおり、よく磨かれている。 "足元

          イツカノクニ

          名前を呼んでくれたなら

          ≪あらすじ≫ ワタシとカノジョの一日は、カノジョが無言で頭を撫でることから始まる。 カノジョがワタシの名前を何度も呼ぶ、そんな毎日も悪くはない。 ワタシがこの家に来たのは一年前。 もう、前の家のことは覚えていない。 朝、誰よりも早く目覚める。 一緒に住む一人であるカノジョは、朝起きてくると 無言で頭を撫で、そそくさとどこかへ行ってしまう。 ワタシはゆっくりごはんを食べる。 それから、外には出ることはできない代わりに 天気が良ければ窓を開けてもらえるので、 そこから

          名前を呼んでくれたなら

          【前編】Heavy and Inert

          ≪あらすじ≫ ブライアン・Jは勤めるオフィスのビルの屋上で、夜風に吹かれながらひとりビールを片手に、今朝かかってきた電話のことを考えて心を重くしている。そして生きることの息苦しさを感じ、これまでの人生を振り返る。 人間でいることは時に苦痛だ。 血の繋がりだとかいう厄介事を生まれ持って強いられる。 他人は気もつかってくれるし、ある程度の必要な嘘もついてくれる。 血縁とかいうだけの根拠のない信頼関係より 他人の方がまだ信用できる。 とはいえ、 信用ってのは全幅のとかいう重

          【前編】Heavy and Inert

          【後編】H.I.

          人間でいることは時に苦痛だ。 自分たちの私利私欲の為なら何だってする。 時にそれが自分たちを滅びに導くことだったとしても 目の前の欲に抗う事が出来ない。 時々、自分もそんなバカな人間であることに とてつもない嫌悪感に襲われる。 そんな人間の傲りの化身とも言える科学技術が世に誕生し、 我々の生活に今では違和感なく入り込んでいる。 H-03型A.I. 人工知能を有するヒューマノイドロボット Human Intelligence 通称、H.I.(ハイ) その名の通り"人

          【後編】H.I.

          私は私が嫌いだ。

          私は私が嫌いだ。 歳追うごとに嫌いなものが増え、肥大化していく「嫌い」を、もう自分でも止められない。 私は私が嫌いだ。 容姿も嫌い、性格も嫌い。 何より、嫌いなものが多いところが一番嫌いだ。 歳追うごとに嫌いなものが増え、肥大していくの「嫌い」という感情を、もう自分でも止められない。 「母親」が嫌いだ。 社会に出て働き、生活をする為のお金を稼ぐだけで疲弊して毎日が終わる、 それでも精一杯生きている自分のことを認めない母親が嫌いだ。 独身だということだけで親不孝者扱

          私は私が嫌いだ。

          ちいちゃんのふしぎなせかい ~color~

          ≪あらすじ≫ ちいちゃんの「せかい」には「ふしぎ」がいっぱいです。 今日もちいちゃんは、くるくると表情を変え、目を輝かせながら「せかい」を歩きます。 ちいちゃんの「せかい」には「ふしぎ」がいっぱいです。 毎日が新しい発見と楽しいことが溢れる「せかい」が、ちいちゃんは大すきなのです。 ちいちゃんは、ちいちゃんの見える「せかい」にあるものぜんぶ、色があることにとっても不思議を感じています。 「<くうき>や<おみず>にも<いろ>があるのね!」 ちいちゃんがお喋りします。 周

          ちいちゃんのふしぎなせかい ~color~

          元彼は宇宙人と思うべし~花子の場合~

          何を血迷ったか、元彼とご飯に行くことになった。 きっかけはあっちからの何気ない連絡。 こういうのってザオラル臭くなくはないけど、あたしも暇だったし久々に異性と出かけてみたいって思ってしまった。 別にデートじゃないけど、メイクや服選びも楽しめたし、待ち合わせにソワソワするっていうのもいいよね。 こういう感覚は本当に久しぶりで、それだけで満足してたんだけど、ほんとそれだけで終わればよかった、と思うのは後の祭り。 指定してきた待ち合わせ場所に少し遅れて来た元彼は、謝りもせず直

          元彼は宇宙人と思うべし~花子の場合~

          遊ばれる女の特徴~太郎の場合~

          どうやら、同期の女性社員A子が先輩社員と付き合っているらしいのだが、その先輩は聞くところによるとかなり遊んでいる人らしい。 俺には別に関係ないしどうでもいいことだが、たまたま同期の飲み会で一緒になったA子が、隣に座った俺に「どう思う?」なんて恋愛相談してきたのが、まぁ最近の面倒なことだったな。 もちろん適当に聞き流していたが、男の俺からしたら(そういうとこだろな)って感じで。覇気のない生返事で相槌をうっていたら「もう、ちゃんと聞いてよ」と俺の腕を叩き、途中で合流した別の奴

          遊ばれる女の特徴~太郎の場合~

          モテ男課税~花子の場合~

          たまたま仕事で一緒になったその打ち上げの席で、趣味が同じということで話が盛り上がり、SNSでも繋がったとある男性。 お互いのアカウントをフォローして、投稿にいいねをするくらいの間柄にはなったけれど、リアルでも知り合いで人物を認知しているという面を除けば、他のフォロワーさんと同じ感覚で繋がっている距離の関係。 会社でも部署が違うので普段は顔を合わす機会も少なく、もちろんプライベートで会ったりすることはない。 アカウントや投稿の反応を見る限り、どうやら彼は女性に人気のようで、

          モテ男課税~花子の場合~

          マネる女

          彼女は欲しがりだ。 僕が知る限り、彼女には何か欠けて不満を抱くようなところがあるようには見えないし、逆に羨まれる方側の人間に見える。 だけど彼女は自分のものにせずにはいられない・・・ みんなが持っている、みんなが食べている、みんながしている、 「だから」良い、という価値観や「みんな」を基準として同じにしたい女の子は世の中に溢れている。 誰かのものが良く思える、そういう子も同じく。 だけど、彼女の場合は少し違う。 ”誰か”が身につけていたアクセサリーやブランド、ファッ

          ヒトラボ<CASE-4>

          僕はとある研究室に勤務する、「まだ」名もなき学者の卵だ。 日々、様々な研究を重ね分析し、この世にあるヒト・モノ・コトを全て解き明かしていき、いつか研究、そして僕たちの存在が認められることを望んでいる。 ラボには毎回、他では扱われない変わった研究対象の依頼が舞い込んでくる。僕たちだからこそ扱える特殊な案件だ。 そうだ、言うのを忘れていたね。 僕たちの研究所があるのは、地球上ではないんだ。 これまで紹介してきた研究対象は、主に日本国内のものに限られているけれど、それは僕たちが

          ヒトラボ<CASE-4>

          サッちゃん

          サッちゃんが帰ってきました テーブルにお母さんからの手紙がありました 《おとなりのおばあちゃんの家にいってくるね  待っていてね  今日のおやつはバナナだよ》 サッちゃんは「ちょっとさびしいな」思いました でもおやつのバナナ半分を見て サッちゃんは元気がでました!  サッちゃんはさっそく手を洗ってバナナを食べることに! サッちゃんはバナナが大好き!! サッちゃんはすぐに食べてしまいました サッちゃんは「もっと食べたいな」と思いました サッちゃんは「1本ぜんぶ

          サッちゃん